いつも自動車で買い物にいくスーパーの近くに
交差点の先がすぐ突き当たり、駐車場になっている箇所がある
突き当たりの先は、土地が段になって低くなっており
駐車場は見晴らしのよいちょっとした展望台のようなロケーションにある

 
内陸部なので、そんなわけはないのだが
交差点の手前からその駐車場方面をみると、なんでかしらんが
駐車場の先が海に見えるのです
不思議なもんだが
この先には海が広がっている、と確信させるなにかがある
あの先まで行けば海が見えるな、となぜか毎回思ってしまう
おれはその場所のことを、海の見えるところ、と呼んでいる
実際にはみえるわけがないのだが。

駐車場に用はないので、長らく「海、、、」と思うだけで行ったことなかったんだが
あるときふと気になって、その駐車場の先を見に行ったことがある
当然ながら海なんてなくて、住宅地が広がっていただけだったが
それでもやっぱり交差点手前まで引いてみると、海なような気がしてくる


まったく海かんけいない土地に、どうしても海に見える場所がある
この先に海がある、と予感させる道
あれはなにがそうさせてるのか


麦藁帽子とそうめんが夏を連想させるように
本体がなくとも海を連想させるような要素がどこかにうもれているのだろうか
サブリミナルという言葉を思い出す
ぜったいなんかある