資料系文庫本でおもしろかったものについてもうひとつかく


「東京地名考」朝日新聞社会部

東京都の各地の地名の由来について調べあげて解説しています
土地のあらまし、故事や小話など豊富で、情報量が多く飽きない
しばらく読んでた

名前なんていうものは、由来について知らなければ、そういうもん。として
スルーされてしまう。たとえば「新宿」という地名があるが、
新しい宿なのか、という程度から深入りすることはなかなかむずかしい
だいたい世の中にひしめく物事には因果、原因、理由があるが
雑草がブロックの隙間から生えているということひとつとっても
ブロックに隙間ができた原因、植物の種子がそこに運ばれて着地した要因
成長速度にまつわる気候条件など相当多角的にある
そのすべてを追うことは不可能といってよいとおもう
風景について細かく注視したらきりがないので、スルーすべきことはスルー
されているとおもうが
地名というのも、ある程度風景の一部としてスルーされている要素です

そこに蓄積された因果をひとつひとつ解体していくさまを読んでいくと
たんなる音の響きとして認識していた地名に膨大な積層をかんじる
言葉に時を経た重みがあることを理解することができる
非常に興味深い



そういえばふと思い出したことだが、
(・ω・)←こういう顔文字がすごく好きだったことがあった
いまとなっては何の変哲もない顔文字だが、これを知った当初は
これωでこういう口を文字で表現できるのかと感動して

よく使ってたとおもうがコピーペーストして入力するのが面倒になってきて
いつの日かつかうことをやめていたな
絵文字や顔文字は文章がやわらかくなる気がしていたけど
やわらかくする必要性もあまり感じなくなってきてた

しかし改めて考えると文字情報の中に表情や状態を表す図が
記号や文字の本来の意味合いを無視して制作・配置されて、文字情報とは
異なった認識で読解されるというのも考えてみればおもしろい
バラエティー感ある