コンビニ制覇ガイドという本を入手した
15年前の本で、当時放送されていたTVチャンピオンというテレビ番組の
コンビニ王の称号を得た人物がじきじきに著した本だということです

コンビニエンスストアのチェーン別の特徴や、商品について語られている
ここのコンビニはパンが良いがおにぎりがいまいちで、という具合
こうして並列比較されていると、チェーン店によって力の入れどころがちがうこと
カラーの違いが見られ面白い
しかし15年前の情報を見ても現代において特に参考にならない



コンビニというのは、最新のものが比較的安定して入ってくるところです
全国どこでも、ある程度おなじような品が新発売で入手できる
田舎のほうに行ったときでも、コンビニに行きさえすれば都会と同じジュースが
うっているし、最新号の雑誌がならんでいる
おなじ味のおにぎりが食える

15年前のそれらの情報を閲覧すると、コンビニの持つ「現代ですよ感」と
すこし古臭いパッケージや、今はないチェーン店の情報。それに
かつて訪れたことのあるかすかな記憶が引っ掛かり
どう読んでよいかわからない妙なずれをかんじる
アーカイブとしてきわめておもしろい



古い歴史のことと比較すると、近過去の情報というのは
現代と近く隣接して地続きなこと、情報から実体験を思い出すことでよりリアルに感じる
こともあるし、それに対応して
現代とのずれ、記憶とのずれが生じていること
リアルすぎるフィクションを見てる錯覚がくるときすらある