友人の田中くんが新潟で展示をしているというので見に行った
田中くんとはかつて油画をやっていた頃に出会った
いまはおれは漫画を描いているし彼は版画をやっているが
とくに変わりなくやってる
作品良かった

出版された漫画本をあげて、刷りたての版画をもらった


いっしょに展示されていた中に、写植機があった
実物を見るのは初めてだった、ガラスの板に小さな文字がぎっしり
書き込まれた板を動かし、一字一字機械の中心にあわせて
シャッターを切るように印画紙に感光させ、それを現像することで印字させる

頭のなかで、いつも漫画をパソコン上で編集するときのことを考えてた
フォトショップというソフトを使っていますが
文字のサイズを決め、セリフを打ち込んでいく。調度良く改行して
うまくいかないときは大きさを変えたり改行を変えたりして
うまくおさめるようにするが、そういう所作のひとつひとつを
機械のボタンで改行の量、字間、字の級数などをポチポチ設定して
一字一字撮影して、現像するまで出来上がりが見えない
自分が操作しているいつもの動作がかつてどんな労力で成り立っていたか
何気なく何度もやり直している文字の編集が、いかに何気なくないものだったか
そうして現像液の中から浮かびあがってくる文字の緊張感というのは
フォトショップで作ってインクジェットプリンターで出力したそれとは
違っていて感動するものだった。

近くで採れた野草を使った料理をご馳走になった。
かつて棚田だった土地は、住む人がいなくなって雑草が生えてた
秋の虫かと思うほど蛙が大勢ないていて音が良かった
のどかな場所で良いなと思った。長岡市、小国芸術村会館で5月11日まで。


日本海沿いの道に物凄くのろい車がいた




日が暮れる寸前に磐梯山を見た
地平ぎりぎりに太陽が沈み、残照が粘り強く残って山が複雑な色になっていた
平野に落ちる夕日でないとこういう色にならない