今日はバイクで出かけることがあった
日が出ていてからっとした天気だったので、快適だった
道端に気温の電光表示板があり、正午頃に17度だったと記憶している

日向はじんわり暖かいけどスピードを出すと肌寒くも感じる
このくらいの気温が一番不思議で、あったかくもありさむくもあるような
どちらでもないような、完璧にちょうどした気温に身をさらすことが
この時期はまれにある
それがぎりぎり暖かいほうに振れているときにバイクにのっていると
スピードを少し上げるとちょっとだけ寒くなりますから、スロットルを回す度に
そのちょうどした温度を味わう

そういうとき、なんというか体の組織のいち部分が空気中に流れ出ているような
また外気が体に浸透していくような、外の空気と一体になったような
妙ななじみ感が出る。今日それがあった
不思議なかんじだなと思って


なんとなく、自分の体温と全く同じ外気だとこうなるのかな、と思うが
体温は36度ありますから、外気36度とはかなり暑いということになる
17度そこそこでこの感覚になるというのはどういうメカニズムなのだろうな
体温と体感温度にはずれがあるということだろうか




さて先日ジョギングコースに落ちていた袋を拾ってきた
書かれていた文字は「イトミックス」だった
なんか配合物っぽい名前だが、どうやら業者の社名のようだ

ゴミを拾ってきたわけだから、いいことをしたわけである
景色の一部として何度も確認していた袋がいま自分の手元にある
不思議な感動がうっすらあるが、他人に説明するのが難しい感覚だ
だれの目にもゴミにしか見えないだろう