楽園(ル パラディ)ウェブ増刊にて描いた漫画が公開されました。 
4月10日更新分です。無料ですので見てみて下さい
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→4月10日のところを押す→漫画登場。
 
 
 
春のpanpanyaまつり二個目、「ここはどこでしょうの旅②」です
①の続きというわけではなく、独立した話ではありますが
ぜひ①と併せておたのしみください





以下日記
久しぶりに電車に乗る機会があった
座席に座っているだけで移動することができ、駅ごとに扉が開く
それぞれの駅には別な景色があり、別な店が別なものを売っている
目的地までは降りないが、仮に降りれば知らないものがあるということになる
駅につくたびにそういう可能性の扉が開いたり閉まったりする
目的地があるのに、そういうことを考えると気が遠くなる
久しぶりだとそういうことだけでけっこう嬉しい感じになるもんですね


買いたいものがあって立ち寄った店に目的のものがなく、その駅に用がなくなった
丁度昼時で、せっかくだからこの町でなにか食べようと見ていたら
ラーメン屋があり、店先に油そばと書いてあった
 
油そばはいいよね
これはつけ麺の話になると毎回する話だが
ラーメンの肝であるスープは、なかなか全部飲み干すのが難しい
塩辛いし脂っこいし、体に悪いからね
でも肝であるし、出てきた食べ物の肝の部分を食べきらずに残すのは
しのびなく思えて、ついがんばって飲み干したりしてしまう
それが、ラーメンを進んで食べようとあまり思えない要因になっている
これは、構造的欠陥のように思える
 
その点つけ麺や油そばはそれをクリアする構造になっているから 
ストレスなく食べることができるので、優れているという個人的見解である
そういうわけで、油そばを食うことに決めた
 
店内には各座席にタッチパネルが設置されていて
それで注文するタイプの店だった
油そばの項目を見てみると、大盛り変更無料と書かれていた
にんにくと背脂が足された感じのメニューなどもあり
どことなく大食漢向けの気配を感じるラインナップだった
 
同じ値段なら、たくさん入ってる大盛りを注文した方が得なのは明白だが
食べきれず苦しい思いをしては本末転倒である
これでは、ラーメンのスープを飲み干すのと同じことだ
勿体ないから、得だからと苦しい思いをしてスープを飲み干すという
それが嫌で油そばを食べようとしているのに、同じ過ちを繰り返すところだった
大食漢向けの店で大盛りを頼んで、どれほどの量が来るかわかったもんではないし
冷静に、温玉が乗っただけの並盛を注文した

つるつるした麺に温玉とタレが絡んでとてもおいしかった
食べ終わったとき、ここにもしもう少し麺が追加されていたとして、食べられたか
どうかをつい考えてしまい、ひょっとして食べれたのではないかと思って
少し損した気分になってしまった
 
美味しいものを食べて損した気分になるのは残念なことだ
ここにも改善の余地があるのではないだろうか
余計なお世話だが