家の裏で、でかい蜘蛛を見つけた
窓の外のあたりで、ぐるぐる動き回っているから
なにかと思って観察してみると、巣を作っているところだった
 
放射状に張られた糸をぐるぐる周回しながら
横糸を几帳面に展開している
移動は体の前の方にある足で、糸張りは後ろの方の足で
淀みのない動きでてきぱきやっている
うまいもんだなと思ってしばらく見ていた
 
結構な雨が降ったから、巣が壊れてしまったんだろうな
雨はまだ続く予報だから、また壊れるかもしれないけど
壊れたら壊れたでまた再構築するのだろう
そういう習性なんだろうけど


習性ってよりは、癖でやってる奴というふうに見えてくる
もう巣を作るのが癖になってて、考えなくても手が動くような域に達した
そういう職人のような
全体像も見渡せない、設計図も計画もないのに、場当たり的にぱっぱと
手をとめることなく黙々と
電話しながら、手元のメモ帳になにか適当に書き連ねるかのように連綿と
 
そういう動きをぼーっと見ていると、こちらも見るのが癖になって
ただただ見続けてしまう
そういう習性がある