日が暮れたころ、信号で止まったときコオロギのなく声がきこえた
幼稚園くらいのときのことだが、コオロギがなくのはオスだけという知識を
どこからか得て、図鑑でその判別方法を調べ、草むらでオスばっかり
いっぱいつかまえてきて大音量のなき声を部屋に持ち込んだことがある
想像以上にうるさく家族から顰蹙を買ったようなおぼえがあります
いまかんがえるとコオロギには悪いことをしたが
コオロギの声きくと幼稚園児だったころの気分にちょっとなる
近所に空き地や畑がたくさんあり、当時コオロギやバッタがよくいた

コオロギは空き地の刈った枯れ草をばさっとどけると居るんだけど
枯れ草は乾いてるようで、下のほうは腐食しかかってしめっていて
そういうところによく居た。かわいたところはショウリョウバッタがよくいた
緑のにおいとは違う、草とも土ともつかないような匂い
畑の肥料のにおい(化学肥料が多かったのか、きつい臭いではなかった)
紫蘇のはっぱがよく生えていたので、それのにおいとか


コオロギ音ひとつでいろいろと思い出すことがあったんだけど
信号が青になってしまってもうすこし聞いていたい名残惜しくも
すっと去って夜がひんやりしてきてた

今年は残暑かと思っていたらがらりと秋の終わりの感じになって
また今年も麦茶パック使い切れなかったことを考える