スティックのりを使い切ったので、詰替え用を出そうかと思ったら
詰め替えの中身を切らしていたことに気づいた
 
 
スティックのりに詰替え用が存在するのは結構珍しいと思うが
ヤマト糊から出ている「リプレⅡナチュラル」という製品は
中身だけで売っていて、詰め替えて使うことができる
前にもこの日記に書いたことあったかもしれない
 
詰替えといっても、中の円柱状の糊の塊だけを移し替えるというものではなく
中でくるくる回る繰り出し機構のプラスチックと、キャップごと取り替える
スティックのりの最外殻の円筒と、下のくるくる回すつまみ部分だけを
使い回すことができるという構造。一度やってみると
「そんな部分まで詰め替えるんだ」と思ってしまうくらい、ごっそり交換する
手元に残る外殻の頼りない軽さが奇妙な気持ちにさせる
 
しかし、普通のスティックのりよりもギミックが複雑なのは事実であり
独自の味わいになっている
詰め替えの際に交換部分を射出するために、底部が押せるようになっていて
恐らく金属製のばねの、小気味良い反発と、「しゃこん」と飛び出る空薬莢
新品をカチッと音がするまで装填したときのに円筒底部に感じるばねの響き
 
まあそれはそれとして、糊としての使い心地も過不足ない
所謂「なめらか系」ほど柔らかくないが、比較的柔らかめで塗りやすい
その割に粘着力がそこそこあるのがいい
以前使っていた「フエキ強力スティック」はこれよりも少し固練りで
厚紙を貼る際には粘りが強く、有利に働く部分もあったが
乾燥も早くてやや慣れが必要な部分もあり
汎用性ではリプレⅡナチュラルに軍配が上がる
ティッシュみたいな極端に薄いものや、ボール紙みたいな極厚のもの以外の
一般的な紙ものの貼付けはリプレⅡナチュラル
その他状況によって、「しわ無し」「色付き」「なめらか」等の
特化系スティックのりが登場するというのが近頃の定番構成であった
 
詰替え用は店頭で売っているのをあまり見かけないので
というか、リプレⅡナチュラル自体売っているのをあまり見ないので
インターネット通販でまとめて買うようにしていたのだが
今日調べてみたら、主だった通販店はどこも品切れになっていた
えっもしかしてこのまま消えてしまうのではないか
同じようにフェードアウトし、在庫が補充されることがなかった
フエキ強力スティックやパワープリットのことを思い出す

いろいろ調べると、ヤマト糊社が直接運営している通販では取り扱いがあった
早速注文。詰替え用を多めに注文しておいたほうがよさそうだな

とはいえよりよい製品になったリプレⅢが出ないとも限らないし
長期間ストックして糊が変質して使い物にならなくなっても困るし
どか買いするのも考えものではあるが。


 
 
品切れといえば、足摺り水族館の在庫がなくなっています
現在重版にむけて動いています。例によって今回も使用している紙のなかで
使えなくなったものがありましたが、良い紙の在庫が近日補充されるということで
それを待っての再生産ということになりまして、来月末くらいには復活見込みです
 
新刊も鋭意準備中でございます
いましばらくお待ち下さい

「楽園」冬のウェブ増刊で公開された作品に
描き下ろし作品が加わった電子書籍版が1月31日に配信されます。
通常公開分の2本に加え、描き下ろしで「ここはどこでしょうの旅⑫」が入り
計3作品収録。是非見てみてください。
 
 
 
隣町珈琲という喫茶店のイベントに参加します
撮った写真を見ながら関連した話をするといった趣旨のものです



③ニャロメロン氏の漫画作品「ドラゴン娘のどこでもないゾーン」第51話に
一コマ参加しました。どこに参加しているか探してみて下さい
 
 
 
④楽園コミックスのkindle版がポイント還元セールになっており
panpanya作品もいくつか対象になっています。
還元率はものによって10%であったり26%であったり
確認した限り対象になっていないものもあるようなのですが
目当ての本が対象になっていましたら、この機会に如何ですか。
 
 
 
⑤「商店街のあゆみ」とユリイカpanpanya特集が重版されることになったそうです
ご愛顧感謝致します。
 
 


うかうかしていたらお知らせが多くなってしまいました。
つい先日正月だと思ったのにもう1月も終わりが見えてきた
今月は、あまりジョギングに出かけられなかったこともあり
なんだか体感時間がぼんやりしていて早い
 
ジョギングは、体感時間の感覚が平常時とまるで変わるので良い
同じ一時間と思えないような一時間が、一日のなかに入ってくると
一日の長さの感覚にも影響してくる感じがする
これは仮説だが
時を忘れるほど楽しいことや、苦行に取り組んだり、どこか行ったり、睡眠したり
時間の捉え方が何度も切り替わるほど、一日を長く感じられるのではないだろうか
あくまで仮説だが。
 
1月は、比較的そういうのが少なかったような気がする
多いほうがいいよな なかなか難しいことだが


 

資料性博覧会17の情報が公開になりました。
今年も絵を描いています。
今回から開催場所が中野から秋葉原に変わるということで
ちょっと秋葉原風の絵です
 
くわしくは

あけましておめでとうございます。
新年はゆく年くる年を見ながら迎え、
届いた年賀状を新しいバインダーに収納し、
箱根駅伝の往路と復路を見て初詣に行くという感じで過ごした
箱根駅伝は、気合を入れて目覚ましをかけてスタートから見たけど
途中で眠くなりうとうとしたので、往復ともに記憶が歯抜けになった
まあ概ね毎年のことである


初夢は、やや悪夢寄りのものだった
とはいえ、いやな夢とか、寝汗をかくようなものではなく
怖い想像をして「ぞっとする」 「肝が冷える」というあの感覚を
脳で直接再現するような感じで
具体的になにを見たのかは覚えていないが、ぞっとして目が覚めた
たまにこういう夢はあり、覚えているときもあるけど
ちょっと不思議で言うほど嫌いではない
とはいえ、このまますぐ寝直すとまたぞっとする夢が継続する気がしたので
ちょっと寝姿勢を変えてみるなどして一呼吸おいて寝直した
無事に程よい感じの夢になった。しかしそれもよく覚えていない



2024という数字。毎年西暦の数字については考えてしまうけど
年々新しい西暦にしっくりこなくなっていて、もはやそれにも慣れてしまった
それ故、風物詩みたいなものや、季節を感じるものをありがたく
思うようになってきた。そういうものに縋っている感じする
ゆく年くる年も、箱根駅伝もそうだね
季節のみならず、一週間というサイクルについても
アタック25の放送によって日曜日が巡ってきたことを感じるから
それを大事にしたり
なんかテレビばかりだな
 
これから近いところでは、春の七草がある
今日初詣ついでにスーパーで春の七草セットがあったので買ってきた
こういうことの積み重ねによって、2024を自分ごとにできるのではないだろうか
大事な気がする

楽園(ル パラディ)冬のウェブ増刊にて
12月30日分で描いた漫画が公開されています。
無料ですので見てみて下さい
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→12月30日のところを押す→漫画登場。
 http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/
 
 
 
以下雑記
今日で2023年も終わりです
振り返ってみると、どこからが今年の出来事なのか
ぼんやりしていたので、パソコンに保存されているデータや
携帯電話のカメラで撮影した写真などを見返すと、
ああこれも今年だったかと思い出すことがいくつもあり
逆に案外ぼんやり過ごしていることに
気付かされてぎくっとしたりもする
案外いろいろあったことがわかる
 

通販で注文してあった大きいバインダーが届いた
カードを収納できるビニールファイルを中に挟み込んで
貰った名刺やらポイントカードやらの膨大なカードサイズの薄物を
一冊に整頓しようかなと思ってのものだ
 
今までは100均で買ってきた小さなファイル数冊にに数十枚ずつ入れてあり
そこからはみ出たものは引き出しに入れていたので、いつか腰を上げて
整頓しなければと薄っすら思い続けていたのだった
不意に機運が高まり、えいや!と思ったのが数日前で、ぎりぎり年内に間に合った

すぽすぽ名刺を移し替えていくと、想像以上に整頓の心地よさがあり
楽しくなってきたが、中のビニールファイルの容量が足りなくなったので
ひとまず年内のカード差し込み作業は終了した。
全然足りるかと思ってたけど、想像以上に枚数あったんだな
ビニールファイルを追加で注文しようかと思ったが、いま注文して
正月早々に宅急便配達業者の手を煩わせるのもなんかなと思ったので
年が明けてからにしとこうかな
あまり関係ないかもしれんが
 
はがきサイズ用のファイルも同時に買ってある
年明けははがきをすぽすぽ移し替えて楽しく過ごすつもりです
これに味をしめたら取扱説明書関係を入れるファイルも導入するかもしれない
 
 
というわけで大晦日はこのようなものだった
あとはゆく年くる年を楽しみに過ごします
本年もありがとうございました。良いお年を

ユリイカ 2024年1月号が発売になりました
 
紙面の大部分がpanpanyaに関するもので、大変なことですが
panpanyaとしては、直接的には掌編漫画作品「後輩ちゃん」「予告」の2本
インタビュー、青柳菜摘さんとの往復書簡、
あとは表紙絵で参加しています。
 
「後輩ちゃん」は過去に同人誌の企画に参加したときの再録です
「予告」は、 「楽園」13号からの掲載に先立ち、12号巻末に収録された
予告カットに加筆したものです。「楽園」12号をお持ちの方は
巻末を見て頂けるとより楽しめるかもしれません
 
往復書簡は、文字通り手紙のやり取りをしたものです
文中でも触れていますが、手紙を書くのはこの日記と似た感じの書き心地だったので
日記の長い版という趣き、しかもそれに対して他者からの返答があるという
例えるなら、この日記が休み時間での壁打ちやお手玉だとすると
往復書簡は休日まるまる使ったキャッチボールやラリーのようなものでした
楽しいものになりました。青柳さんありがとうございます。
 
他、日頃お世話になっている方々をはじめとする、寄稿の数々。
論考、漫画、イラスト、エッセイ
有難さに目眩がしてきます。
参加して下さった皆様に心より感謝します。

お陰様で充実した内容になっていると思います
ぜひ読んでみてください
 
 
 
 
②誌上の広告にて告知されましたが
来年春頃、1月と7月社より作品集「そぞろ各地探訪」を刊行予定です。 
 
雑誌「1月と7月」に連載していた紀行漫画「1月か7月」全6話の単行本であるとともに
かつて個人制作して夏のコミティア等で発表していた一連の「旅の本」 を
まとめて一冊にするものです。
いいものになるといいなと思います。どうぞおたのしみに

ユリイカ2024年1月号の詳細が公開になりました 
 
リンク先の目次のとおり、panpanyaに関する様々な内容が掲載されます。
盛り沢山でございます。どうぞお楽しみに。今月26日発売。
 
 
 
 
 
以下雑記
単行本に関する作業と、上記ユリイカに関する作業があり
秋から冬にかけて、あっという間に過ぎてしまった
 
あと一週間ほどでクリスマスということです
昨年のことだが、クリスマス感にうかれた環境を味わいたいと思って
町に出たりしてみたけど、あまり味わえなかったということがあった
今年も「クリスマスが近いぞ」と感じさせてくれる光景との出会いは
今のところ乏しい気がする
 
例年、イルミネーションを盛大にやっている民家が
今年も盛大にやっているのを見た
現時点でそれがほぼ唯一のクリスマス接近感のある光景だったかな
ありがたい
季節感を味わいたいなと思う気持ちから、転じて
道行く人に季節感を味わってもらうための装置として
自宅を機能させたい、と気持ちが発展するのもなんとなく理解できるし
立派なことだ。電気代もばかにならないだろうからね
 
また、年中行事に浮かれた感じを臆面もなく丸出しにしていくのも
やや恥ずかしい感じがあるし、さまざまな面で気持ちを強く持たなければ
イルミネーションを毎年継続していくのは難しいだろうとも思う
そこに生じる季節感をありがたいと思う通行人の存在を知らせたくも思うが
「イルミネーションありがとう 通行人より」
みたいな手紙を投函したとして、へたに義務感が生じてしまったら申し訳ないしな
「今年でやめようかな」と思ってるかもしれんし
日記に書いておくくらいが丁度いいだろう
これが当該イルミネーション宅の住人に伝わるとは思わないが
日本のどこかで少規模でも道端から見えるように電飾をやっている誰かの目に触れて
道行く人がありがたく思うケースもあるんだなということが伝わる程度の
可能性はあるかもしれない




麻布台ヒルズに行った
出来たばっかりの大型複合施設で、あまり予備知識はなく、野暮用だったのだが
久しぶりに迷子を味わった
 
グーグルマップで見ても、まだ地図が反映されていないのか、地形を掴みかねたので
まあ行ってみればわかるかな、と思ってとりあえず繰り出した
出来立ての都会の街というかんじで、全てが制御され構築された感じがする
こんなにきっちり作らんでも、と思ってしまうが、ヒルズみたいなものは
たとえちょっと気が抜けた感じにしようと思っても、きっちり設計して
気が抜けたように完成させる、という作り方をするしかないのだろう
出来立てだからそう感じるが、時間が経てば場所と馴染んでくるのかもしれない
 
通ったルートが悪かったのか、非常に複雑な構造で
一階から二階に上ったと思ったらそこも地上広場で、そこから別なビルに入ったら
同じ階に地下駐車場の出入り口があり、あれっと思ってまたエスカレーターで上に行くと
また一階であったりして、 混迷を極めた
エスカレーターの足元の鉄板に、階数の数字が書いていないのも難易度を上げている
施設が新しくてかつ高低差があるようなので、グーグルマップも役に立たないし
目的地を調べても、ちょっとずれた位置にピンが立ったりするものだから
ぐるぐる歩き回り、へとへとになった
歩き倒して暑くなるが外は寒いし、室内は暖房効いてるものだから調子も狂う
しかも野暮用は達成されなかった
そう書くとひどい目に遭ったようなかんじだが、まあ遭ったのは遭ったが
面白かったのでよかった。土地とヒルズが馴染んだ頃にまた行ってみたい
 
出来立て感が目立って、クリスマス感もそんなに感じられなかったな
そういう余裕がなかったというのもあるかもしれんけど 

ビルの何階かは定かではないが、でかいガイドマップみたいなパンフレットを
広げて見ている人を途中見かけた。
配布場所には出くわさなかったが、どこで貰えたんだろうか
それだけは貰って帰って答え合わせをしたかったなあと思いつつ
麻布台ヒルズのホームページを見たら案内図くらいあるのではないかということに
思い至り、見てみたらちゃんとフロアマップがあった
 
地下一階から階段を上るとまた地下一階、そこから上がってまた地下一階で
同じフロアに一階もあるという、やはりなかなかに混沌とした構造だった
まだ建設中の項目もあり、さらなる混沌の余地も残されている
なるほどね


その後は六本木駅まで歩き、地下鉄に乗った
地下鉄も複雑なものだ
六本木にもヒルズがある。そこは行かなかった

①通算十冊目となる単行本「商店街のあゆみ」が発売になりました。
特典は以前の日記でお知らせしたとおりですが
 メロンブックス
 とらのあな
 書泉・芳林堂書店
 COMIC ZIN
各店にて個別絵柄のイラストカードが付属します。
ほか、書店共通ペーパーがあり、全国書店にて配布されます
 
個別絵柄4種の方は、いずれもカバーの絵と繋がる絵になっているので
入手した方は繋げて見てみてください。


また、書泉2店舗及びオンラインショップにて
複写原稿プレゼントの企画があります。
くわしくはhttps://www.shosen.co.jp/fair/16195/
 
コミックナタリー記事内にて、収録作のひとつ「たのしい不動産」を
試し読みできるようになっていますので
ご購読の参考に読んで頂ければと思います
 
 
お陰様で十冊目。いいものになったと思います。
楽しんで頂けたら幸いでございます。
 
 

楽園(ル パラディ)冬のウェブ増刊が開催されており
11月30日分で描いた漫画が公開されています。
無料ですので見てみて下さい
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→11月30日のところを押す→漫画登場。
 http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/
 
 
 
 
楽園(le paradis)43号の電子版が発売になりました
内容はひと月前に発売した紙版と同じものです
電子書籍派の方は何卒よろしくおねがいします
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CJFTT1KH

①今月末発売の単行本「商店街のあゆみ」の書店特典情報が公開されました
メロンブックス
書泉・芳林堂書店
とらのあな
COMIC ZIN
各チェーンにてそれぞれ特製絵柄のイラストカードが付きます。
他、「楽園」協力店ほかで配布となる一般特典があり、計五種。 
お好みの図柄、贔屓の書店がありましたら何卒お求め下さい
くわしくは



ユリイカ2024年1月号でpanpanyaが特集されます
細かな内容については発売が近くなったら(または発売したら)お知らせすると思います
おたのしみに。くわしくは

楽園(le paradis)43号が発売になりました
「動物の分際」という題の漫画を掲載して頂いております
こちらは今月末発売の単行本には収録されないものです
ぜひ見てみて下さい。
お求めはお近くの書店かインターネット通販で

楽園(le paradis)ウェブサイト
https://www.hakusensha.co.jp/rakuen/vol43/

amazon通販ページ
http://www.amazon.co.jp
 
 
 
 
以下雑記
月末に発売になる単行本に関する作業をしているところです
絵を描くのとはまた違う作業が多くなり、不思議と肩が凝ったり
目が乾燥したりといった不調が出やすい感じがする

そういうときにはジョギングをはじめとする適度な運動が良い
まだ寒くならないちょうどいい気候でもあるし
血の巡りがよくなって、体調も多少ましになるようです
 
サウナに行って「ととのう」という言い方をすることがあるが
走って血行がよくなったとき、ああこれが「ととのう」という感覚なのかと
わかった気になる。
サウナの方ではととのったことないから実際のところはわからない
全然違うかもしれない 


夜寝るとき、布団の中ですっと眠れないときは
昼間走った道のりを脳内で思い浮かべながら目を閉じているとすぐ眠れる
 
布団から出て、靴を履いて玄関を出て走り出すところから始める
いつもの道のりを一歩一歩まで思い浮かべようとするが
なぜかどうしても動く映像としてうまく想像が流れていかなくて
コマ撮りの静止画の連続のようにしか浮かばないということに気がついた
 
入眠時近所景色空想法(今名付けた)は昔からやっているが
最近になって気づいた。前からこんなもんだったかな
疲れもあるのかもしれないが
 
そうかと思って、明くる日のジョギング中に
「この景色を、昨夜うまく思い浮かべることができなかった」と思いながら
じっくり見ると、ああ、これは難しいだろうなということに気がつく
自分をとりかこむ景色が、前から後ろに勢いよく流れていくが
走るときは基本的に足元と進行方向に注意しながらも
息が上がって思考は簡素になっていくので
見ているようでたいして景色の細部なんて見れないことがわかる
きょろきょろ見ても、断片になってしまう
「石ころが落ちている」
「電線」
「太陽が雲に隠れようとする」
「ガードレール」
「通り過ぎる車」
という具合に、ぱっぱっぱと目に映り、視線は一瞬で切り替わり続ける
思考も切り替わる。ちょっと考え事をすると10メートルくらいすぐ進んでるしな
 
目に映るすべてを感知しながら全体が流れていく様を
見ることはできないし、走ってる最中の視界と脳の動きを完全に録画して
睡眠時に再生することがもし仮にできたとしても
ぱっぱっぱと移り変わる静止画の連続とか、数秒のぶつ切れの断片の集合のように
感じられることだろう
継ぎ目のない映像としてのジョギングの記憶は、案外後付けであやふやな情報を
継ぎ合わせた作った錯覚のようなものなのかもしれない
空想の手触りの変化には注意していたいところです



そんなわけで単行本の作業は大詰めとなっています
特典等の情報は発売が近づいてきたらまたお知らせします