①通算十冊目となる単行本「商店街のあゆみ」が発売になりました。
特典は以前の日記でお知らせしたとおりですが
 メロンブックス
 とらのあな
 書泉・芳林堂書店
 COMIC ZIN
各店にて個別絵柄のイラストカードが付属します。
ほか、書店共通ペーパーがあり、全国書店にて配布されます
 
個別絵柄4種の方は、いずれもカバーの絵と繋がる絵になっているので
入手した方は繋げて見てみてください。


また、書泉2店舗及びオンラインショップにて
複写原稿プレゼントの企画があります。
くわしくはhttps://www.shosen.co.jp/fair/16195/
 
コミックナタリー記事内にて、収録作のひとつ「たのしい不動産」を
試し読みできるようになっていますので
ご購読の参考に読んで頂ければと思います
 
 
お陰様で十冊目。いいものになったと思います。
楽しんで頂けたら幸いでございます。
 
 

楽園(ル パラディ)冬のウェブ増刊が開催されており
11月30日分で描いた漫画が公開されています。
無料ですので見てみて下さい
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→11月30日のところを押す→漫画登場。
 http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/
 
 
 
 
楽園(le paradis)43号の電子版が発売になりました
内容はひと月前に発売した紙版と同じものです
電子書籍派の方は何卒よろしくおねがいします
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CJFTT1KH

①今月末発売の単行本「商店街のあゆみ」の書店特典情報が公開されました
メロンブックス
書泉・芳林堂書店
とらのあな
COMIC ZIN
各チェーンにてそれぞれ特製絵柄のイラストカードが付きます。
他、「楽園」協力店ほかで配布となる一般特典があり、計五種。 
お好みの図柄、贔屓の書店がありましたら何卒お求め下さい
くわしくは



ユリイカ2024年1月号でpanpanyaが特集されます
細かな内容については発売が近くなったら(または発売したら)お知らせすると思います
おたのしみに。くわしくは

楽園(le paradis)43号が発売になりました
「動物の分際」という題の漫画を掲載して頂いております
こちらは今月末発売の単行本には収録されないものです
ぜひ見てみて下さい。
お求めはお近くの書店かインターネット通販で

楽園(le paradis)ウェブサイト
https://www.hakusensha.co.jp/rakuen/vol43/

amazon通販ページ
http://www.amazon.co.jp
 
 
 
 
以下雑記
月末に発売になる単行本に関する作業をしているところです
絵を描くのとはまた違う作業が多くなり、不思議と肩が凝ったり
目が乾燥したりといった不調が出やすい感じがする

そういうときにはジョギングをはじめとする適度な運動が良い
まだ寒くならないちょうどいい気候でもあるし
血の巡りがよくなって、体調も多少ましになるようです
 
サウナに行って「ととのう」という言い方をすることがあるが
走って血行がよくなったとき、ああこれが「ととのう」という感覚なのかと
わかった気になる。
サウナの方ではととのったことないから実際のところはわからない
全然違うかもしれない 


夜寝るとき、布団の中ですっと眠れないときは
昼間走った道のりを脳内で思い浮かべながら目を閉じているとすぐ眠れる
 
布団から出て、靴を履いて玄関を出て走り出すところから始める
いつもの道のりを一歩一歩まで思い浮かべようとするが
なぜかどうしても動く映像としてうまく想像が流れていかなくて
コマ撮りの静止画の連続のようにしか浮かばないということに気がついた
 
入眠時近所景色空想法(今名付けた)は昔からやっているが
最近になって気づいた。前からこんなもんだったかな
疲れもあるのかもしれないが
 
そうかと思って、明くる日のジョギング中に
「この景色を、昨夜うまく思い浮かべることができなかった」と思いながら
じっくり見ると、ああ、これは難しいだろうなということに気がつく
自分をとりかこむ景色が、前から後ろに勢いよく流れていくが
走るときは基本的に足元と進行方向に注意しながらも
息が上がって思考は簡素になっていくので
見ているようでたいして景色の細部なんて見れないことがわかる
きょろきょろ見ても、断片になってしまう
「石ころが落ちている」
「電線」
「太陽が雲に隠れようとする」
「ガードレール」
「通り過ぎる車」
という具合に、ぱっぱっぱと目に映り、視線は一瞬で切り替わり続ける
思考も切り替わる。ちょっと考え事をすると10メートルくらいすぐ進んでるしな
 
目に映るすべてを感知しながら全体が流れていく様を
見ることはできないし、走ってる最中の視界と脳の動きを完全に録画して
睡眠時に再生することがもし仮にできたとしても
ぱっぱっぱと移り変わる静止画の連続とか、数秒のぶつ切れの断片の集合のように
感じられることだろう
継ぎ目のない映像としてのジョギングの記憶は、案外後付けであやふやな情報を
継ぎ合わせた作った錯覚のようなものなのかもしれない
空想の手触りの変化には注意していたいところです



そんなわけで単行本の作業は大詰めとなっています
特典等の情報は発売が近づいてきたらまたお知らせします

「楽園」夏のウェブ増刊で公開された作品に
描き下ろし作品が加わった電子書籍版が発売になりました。
 
通常公開分の2本に加え
描き下ろしで「渡り鳥の季節」という作品が入り
計3作品が収録されています。是非見てみてください。
 
 
 
②通算十冊目となる単行本が11月末に発売予定です
タイトル「商店街のあゆみ
おたのしみに
 
 
③about のページにメッセージ送信機能を置いていましたが
正常に届かないことがあるようなので、一旦非表示にしました
迷惑メールに振り分けられ、しばらく気づかずにいると消えてしまうという
ことがあった可能性があり、メッセージくれた方もしいましたらすみません
今後お問い合わせは
足摺り水族館やグッズ等に関することは1月と7月、
楽園掲載作品や単行本に関しては楽園へ お問い合わせお願いします
 
 
 
 
 
以下雑記
コメダ珈琲でも月見バーガーやっているという話を聞きつけ
それはたべてみようかな、と思い行ってみることにした
 
厳密に言うと、行こうと思っていた飲食店に行ってみたら
なぜか店が閉まっていて、じゃあどうしようかなとなったときに
コメダのことを思い出し、行くことにしたのだった
 
今日は中秋の名月で、なおかつ満月であるという
中秋の名月は旧暦の日付をもとに決まるものだということで
必ずしも満月になるわけではないらしい 知らなかった
今日は雨がぱらついているような天気で、月なんか見えないかなと思ったけど 
空にうすぼんやりと月が光っているのが見えたので
月見バーガーの月見部分を味わうことができた
 
コメダの月見バーガーは、バーガー単体で800円くらいして、しかもでかい
小さめのかぼちゃくらいでかい
これ一個で満腹になるけど、ついサイドメニューにポテトとか頼んでしまう
とんかつにキャベツが必要なように、ハンバーガーにはポテトが必要と考える
 
正確な商品名は「お月見フルムーンバーガー」である
説明書きを見ると、中に「エッグオムレツ」が挟まっているという
目玉焼きと書かないところをみると、なにかあるのかな
わからないが、でかいハンバーガーのなかに常識的なサイズの目玉焼きが
挟まっているとどうなるかというと、卵の存在感が相対的に少なくなり
月見感が薄くなってしまうのである
 
マクドナルドのバーガーは、小さいなかに厚手の目玉焼きが収まっていて
奇妙なぷるぷる感の主張があり、月見バーガー食ってるなという感じがするが
コメダのは、相対的に小さい半熟卵がタレのようにとろけ
でかい具と絡まり満足感のある味わいだが、月見バーガーに求める卵挟まり感は
逆に小さくなっている。ここは賛否の分かれるところかと思う
風物詩として味わうことを考えると物足りないかもしれないが
胃袋を満たす力は強い。味もうまい
 
 
店を出ると、雨が降ったりやんだりした夜の幹線道路沿いの
住宅地の秋の空気が充満していて心地よく、深呼吸した
これらを含めると、月見バーガーとしての季節感は充分に味わえた
 
今年は家に居る時間が長いわりには比較的季節の変わり目を
的確にキャッチできている感じがする

マクドナルドが今年も月見バーガーを始めたので食べに行った
べつに日記に書くほどのことでもないといえばないのだが
ここ数年、春のてりたまバーガー、秋の月見バーガーは
食べたら日記に書くというのが定番になってきているため
食べたのに書かないのは義務を疎かにしているかのような気にさせられる
卵のバーガーを食べて日記に書くのは年に二回の恒例行事だ
 
こういった慣習は嫌いではない、むしろ好きであり
同じように自分で自分の風習化したものはいくつか思い当たる
正月にテレビで箱根駅伝を見るとか、 確定申告をやったらつけ麺食べるとかね
ルールに従って行動し、べつに何が積み上がるわけでもないのに
実績を積み重ねていく充足感がある。
そういうわけで充足感を得るために日記を記す
 
 
今年は「七味香る牛すき月見」 という限定味が出ていたのでそれにする
去年もすき焼き味じゃなかったかな、去年はさほどいい印象なかったけど
食べてみると今年のはこれはこれでうまい
七味がいい味出してんのかな
フィレオフィッシュで使われてるような蒸されたパンが使われているのは
去年もそうだったはずだが、ベーコンやチーズの主張が去年よりも強く感じられた
ちゃんと月見バーガー食べてる感じも併存しているのがよかった

とはいえ、余計なものが入っても月見バーガー感覚さえしっかりとあれば
うまいものはうまい、というものであるとも言えるもので
普通の月見バーガーと比較して、あってもなくてもいいオマケ要素が
追加されただけという気もしないでもない
月見バーガーが完成されている食べ物なんだなということを今年も確認した
来年も同じように確認することになるのだろう
そのことを考えるとまた充足感がある
期間中にもう一度普通の月見も食べておきたいなと
これも毎年思うが、だいたい食べない
 
そういえば、他のハンバーガーチェーンでも同時期に卵を挟んだ
月見バーガー系統のハンバーガーを出しているという情報を耳にした
そういうのを食べてもいいのかもしれんなと思って、調べてみると
ケンタッキー、モスバーガー、ファーストキッチン等々、でるわでるわ
やってないチェーン店を探す方が難しいんじゃないのと思うくらい
示し合わせたかのようにどこも月見をやっている
前からこんなかんじだったろうか。こうなるともう手に負えない
マクドナルドだけで結構です、という気持ちになってしまう
なんだかな
 
月見バーガー後の景色はすっかり秋に見える
圧倒的風物詩効果を感じる


 
楽園(ル パラディ)夏のウェブ増刊にて
描いた漫画が2篇公開されています。
無料ですので見てみて下さい
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→8月11/29日のところを押す→漫画登場。
 http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/
 
 
 
 
慌ただしくしていたらいつのまにか8月ももう終わり
日中の暑さも多少やわらぎ、日が落ちる時間も少しはやくなってる
ジョギングなんかするのには少しずついい気候になってきたようです
 
今年もあまり夏らしいこともなかったような、例年通りのような
スイカを一度食べたくらいかな
夏らしいこととしてイメージされる行動を取るには、昨今の真夏は暑すぎる
日差しを避けて冷房をつけた部屋で静かに過ごすというのも
現代の夏らしいといえば夏らしいのかもわからん
来年は朝顔でも育てて感じを出してみてもいいかもしれない
 
あとは風鈴
風鈴てあまり吊るした記憶ないけど耳障りになったりしないのかな
それとも聞きたいときだけ出して飽きたら撤収するのかな
 
熊よけの鈴というのがあるが
必要ないときにちゃらちゃら鳴らないように
消音機構が付いているものを見たことがある
風鈴にもそういうタイプがあるかもしれないな

あまり蚊が部屋に登場しなかったのも、夏らしさが不足した理由かもしれん
考えてみたら今年は不思議と蚊がいなかった
初夏から通算しても撃退したの3匹くらいな気がする
寝てる間に飛ぶ蚊に悩まされることも全くなかった
あまりにつらくてベープマットを買ってきたような年もあったことを思うと
今年はすこし味気ない いいことなんだが


気温が上昇して猛暑日が増えていったり
気候が変わっていくと、かつての季節感、その季節らしさというのは
なくなっていったり、また新たに季節を感じさせる要素が出てきたりも
するのかもしれない
今後とも注視していきたいところです

高校野球がテレビでやっていたので眺めていた
季節感のある映像としては好ましく感じる一方で
野球というスポーツをじっくり見ていると、不思議な気分になる
 

球技のなかでも、ひときわ複雑なルールに思える
返球し損なったのと逆の側に点が入ったり
特定の場所に球を入れれば点が入ったりするような
ひと目でシステムがわかる他の球技類と違って
競技を成立させる上で必要な約束事がやけに多く見える
 
塁という、四角形に配置されたすごろくでいうマスのようなポイントを
ルールに則って走者が一周すると一点加算されるという大まかな構造だが
特定の条件下で「盗塁」という行為が可能で
隙を見て走ってしまい、区画を突破することができる
それは成功したり失敗したりする。
 
走者が塁から足を離している状態で、ボールをタッチされると
アウトとなるが、一塁だけはどうも駆け抜けて足が離れても許されるらしい
ストライク、ボール、ファールといった投球や打球の回数のルールにしても
「そうと決まっているから」という姿勢が強く感じられる 
いつも、よくわからなくなる
ルールを熟知している人にとっては、なんでもないことなんだろうが
 
他の球技だと、大抵軸となる勝負事の構造がまずあって
それをゲームとして成り立たせるために細かいルールが設けられているのに対し
野球は細かいルールの集合体そのものが、野球というシステムを構成しているような

 
ユニフォームも独特だ
ボタンつきの襟のない半袖シャツ、その下に長袖、革のベルトで履く長ズボン
ズボンの裾を入れ込んで履く靴下、帽子。
冷静に考えると、動きやすさを重視したスポーツウェアというよりは
正装というか、伝統的制服らしさに基づくもののように思える

よくよく考えたら、高校生の大会の模様をテレビで毎年欠かさず放送するというのも
特殊な習慣だし、応援で演奏している楽団の曲のラインナップも
世間一般のポピュラーミュージックとは微妙に違う独自の定番があるようだ
なんだかすべてにおいて独特な伝統のような気がしてくる


その独特さが、風物詩としての質感を盤石なものにしているのではないか
よくわからないままにしておいた方がいいような気がして
努めてぼんやり見るようにしているところがある

人の声にしか聞こえないサイレンが鳴るのも不思議だ

T字路という言葉から光景を思い浮かべたとき
いつも頭に浮かぶT字路がある
 
乗用車がすれ違える程度の幅の道の両脇に戸建ての住宅があり
敷地と道路の境界には70センチくらいの高さのブロック塀
その上にアルミの白いフェンスがある

道の突き当りが、その道と同じか少し広い道で、信号がある
片側一車線道路の中では狭い部類に入る2車線道路で
突き当りの奥側は緑色の金網のフェンスが左右に広がっている
フェンスの奥は草地で傾斜になっており、奥の下に小川かなんかが流れているらしい
桜の木が生えていたと思うが、花の時期ではなかった 
金網の側の路側帯がガードレールで区切られていて、細い歩道になっている
 
車の助手席に乗っていて、この交差点の信号待ちをしている
薄汚れたフロントガラス越しの、光が拡散して少し緑がかった色合いが
鮮明に頭に浮かぶ

 
 
これがどこにあるT字路なのかは、まったく思い出せない
実在するのかもわからない 

なんとなく、埼玉か軽井沢のどこかなような記憶の感触があるが
具体的な心当たりはないし
小川は玉川上水のどっかの記憶も混じっているような気もするし
複数の場所の記憶が混線しているようにも思えてくる

いつだったか、T字路という言葉は正確には「丁字路」であるという
事実を知り、そうだったんだと驚いて知識を訂正したという時があった
件の光景は、「丁字路」という言葉からはなぜか想起されないのである
「T字路」という言葉にのみ紐づいている景色のようで
「ただしくは丁字路」という知識を得る以前の古い記憶なのかもしれない



こんな記憶の断片、ふと忘れてしまって永久に思い出さない可能性もあるし
逆になんかの拍子に正確な場所が判明するかもわからん
たまたま通るとか。
なんにせよ頭に浮かんでいるうちに記録しておくのに越したことはないから
日記に書いておこう

「代わりに読む人1 創刊号」が発売になりました
「読み方」という題の5ページの漫画を描きました
「これから読む後藤明生」という特集の一環で
後藤明生の本を読んだことに関する作品となっています
また、「この1年に読んだ本」というテーマで
本を紹介する文章も書いています
昨年、入手するのにひと悶着あり印象に残った本についてです
見てみて下さい。
 
 
 
 
楽園(le paradis)42号の電子版が発売になりました
内容はひと月前に発売した紙版と同じものです
電子書籍派の方は何卒よろしくおねがいします




以下雑記
セブンイレブンから「みらいデリ」と称して
えんどう豆由来の蛋白質を配合したツナマヨおにぎりが発売された
ツナマヨおにぎりを食べるのはもはや趣味といっても過言ではないが
ツナマヨおにぎりの最大手企業でもあるセブンイレブンが
未来のツナマヨおにぎりの可能性を模索する意欲作
これは見逃せない
早速買ってきて食べてみた

想像以上に、違和感がない
強いて言えば、心なしかツナの風味が弱まっているようにも思われるが
本物のツナも使用されているということなので
ツナマヨの味はするし、予備知識込みでも植物質の味わいを探すことは難しい
 
そもそもツナマヨおにぎりのツナマヨは、ツナとマヨネーズが
かなり渾然一体となったタレのようなものなので
その中の構成要因の一部が似たものに置き換わっただけと考えたら、僅かな差でしかない
二択ならわかると思うが、 他チェーンのものと混ぜられたらわからないだろう
 
どのくらい配合されているのかはわからないが
痕跡の無さによって、科学力の高さを窺い知ることができて興味深い
こうなると、えんどう豆由来の蛋白質がどんな味なのかが気になる
完全な模造品だとわかる(わかってもなおうまい)ツナマヨも食べてみたいところです
 

昨晩のことだが
棚の上に物を置こうとした際、
飾ってあったかわいい缶詰の空き缶を床に落っことしてしまい
おっと、とよろけた拍子に落としたその缶を足で踏みつけ 
べっこり潰してしまった
 
「ふくら印 たらの子味付」という鱈子の缶詰で
これはどこで買ったんだったかな、業務用食品とかを置いてる
ちょっと変わったスーパーで買ったんだったかな
 
くよくよしても仕方がないので、インターネットで検索してみると
同じものが現在も販売されていることがわかった
次見かけたらまた買ってきて、潰れたやつと取り替えることにしよう
とりあえず棚の同じ位置に戻した




翌日、今日の話
朝起きて、机を見ると、体長1センチくらいの蜘蛛が居た
どっから入り込んだか、大抵部屋は締め切っているので
このままではこの部屋から出ることが出来ずに干からびてしまうだろう
 
捕まえて外に出してやろうと思って追いかけたが、当然逃げる
狙いをつけようにも、机にものがいっぱい置いてあるため
捕捉することができない
わたわたしているうちに、どこかへ逃げ隠れられてしまった
 
机周辺に虫が潜伏しているというのも、あまり気分いいものではないし
蜘蛛の運命を思うと、取り逃してしまったことが心残りでもあるが
まあそれらは仕方ないこととしても
机が散らかっていたことが事態を悪化させたなということに思い至り
整頓することにした
 
 
不要なものをしまい、片付いた卓上に掃除機をばーっとかけていると
先程の蜘蛛がどこかからあわてて飛び出してきた
机の上は、先程よりは片付いている。
これはチャンスだ
あまり刺激しないよう、そっと捕まえやすい場所まで誘導し
蜘蛛を潰さないようティッシュペーパーでふんわりとキャッチし
窓際まで持ってくることに成功した
 
しかし、ふんわり掴みが仇となり、窓を開ける動作をしている間に
蜘蛛がティッシュペーパーをすり抜けて足元に落ちてしまった
あっ、と思って身動ぎした拍子に、運悪いことに蜘蛛を踏み潰してしまった
あと一歩のところだったのに……
悲しい気持ちになりながら開けた窓を閉め
蜘蛛をキャッチしていたティッシュペーパーで蜘蛛の死骸を包み
ゴミ箱に捨てた
 


昨晩踏み潰した缶のことを思い出した
新しい同じ缶詰を買ってこようという気持ちは
なぜかすっかりなくなってしまっていた
潰れた形状をできるかぎり整えて机の見える位置に飾り直した
 
気を取り直しておやつにモナカのアイスを食べた
今日は暑さが比較的穏やかだ