そぞろ各地探訪が一般発売になりました
大手通販書店ほか、町の書店店頭でも売っていることがあるかと思います
お見かけの際はよろしくお願いします
 
直販では引き続き特典しおり付きを販売していますので
そちらもご検討下さい
 
 
 
 
以下雑記
 
ニュースを見ていたら
要人を載せた車がどこかへ移動したことを報道する場面で
「黒塗りの車」という言葉がでてきた
 
黒塗りの車
今までにも幾度となく耳にした筈の言葉だが
よくよく考えると妙だ
車はいろいろな色がありますから
「赤塗りの車」や「白塗りの車」、「銀塗りの車」があってもよさそうだが 
あまりそういうのは聞いたことがない
大抵は「赤い車」「白い車」「銀色の車」などと言う
 
「黒い車」と「黒塗りの車」は別物なのだろうか
「黒塗りの車」というと偉い人が乗ってる物々しいやつという
イメージが付与されるよな。それも不思議だ
運転手はサングラスに白い手袋をしている気がしてくる
偏見だろうか
黒い塗装がなされた車、という意味でいうならば
黒塗りの軽自動車とか、黒塗りのRVカーも巷にあふれていることになるが
そう呼んでるのはあまり聞いたことがない気がする
 
それとも、漆黒の塗装でないと
黒塗りとは呼びませんよ、みたいなのがあるのだろうか
自動車のボディーカラーを見ると、一見黒と思っても
「なんとかブラックマイカ」とか
「ミッドナイトなんとかパールブラック」といったかんじで
光る粒子が入っていたり、ものすごく濃い紺だったり
単純な黒ではないかんじに手心が加えられていることが多い。
 
ひょっとしてリムジンとかハイヤーみたいな車両に関しては
「黒塗り」専用の正式な黒い塗料があって
民間の車に漆黒の塗料を使うのはじつはマナー違反だったりするのだろうか
そんなことはないと思うけど。
 
「黒塗りの車」という言葉には、厳密な定義や由来があるのだろうか
もしそうではなく、言葉の重厚さ、物々しさから
「黒い車」と「黒塗りの車」を隔てる暗黙の了解みたいなものが
ぼんやりあるだけなのだとするなら
長年の「なんとなく」が蓄積された、いい言葉だと思う
定義を深く考えないほうがいいような気もしてくる