月見バーガーを食べにマクドナルドに行った
今年は「濃厚とろーり月見」という新種が出ていて、それを注文した
 
ふつうの月見バーガーは肉、たまご、ベーコンという具材だが
チーズ月見にはそれにチーズが一枚追加される
この二つは毎年恒例で売っている
濃厚とろーり月見にはそこにさらにチーズのたれが追加され
上下のパンもフィレオフィッシュに使われているような
蒸された柔らかい質感のものに変更されているようだ
 
味はチーズのとろーりが強く、チーズだなと思った
しかし食っているとチーズの合間からたまごやベーコンがかすかに現れ
ああ月見バーガーを食っているんだな、ということを思い出す
 
月見バーガーが雲ひとつない夜空に満月がぎらぎら輝いてるのを見る月見だとしたら
濃厚とろーりは、多めの雲のなかに月が見え隠れするのを見るような
やきもきするような、でもそれはそれでおつなもんなのかもしれない
そんな月見があってもよい

いろんな夜空があり、いろんな月の見え方があるのと同様に
いろんな月見バーガーのバリエーションが考えられるだろう
来年もなんかへんな月見バーガー出してくれるんだろうな 
 
 
そういえば過去にも様々な月見バーガーがあった
どんな月を模したものだったんだろうか 
と思ったがべつに模してるわけではないかもしれない

大きな駅の近くにある商業施設ビルの上の方の階
7,8,9階(うろ覚え)が大きな書店になっている
下の階から順番に本を見ながら歩く

9階には展望デッキのような広場があり、人がいる
知っている人もいるようだが、マスクをしているので
確証がないし、こちらにも気付かれないようだ

デッキから建物を見上げると、10階が最上階のようで
網が張られた渡り廊下が外壁から突き出して、隣の建物とつながっている
隣の建物は野球場であるらしいことがわかる
 
 
店内に入ると、書店ではなく食品売り場になっていて
野菜や果物が並んでいる
入り口右手の冷蔵棚にでっかいアテモヤとジャックフルーツがあり
アテモヤは100グラムで360円(うろ覚え)と書いてあった
スイカやかぼちゃのようなずっしりした見た目のものがごろごろ並んでいる
どれ買っても数千円にはなるだろうなと思う

ジャックフルーツは900円とかそんな値段がついていたが
店員さんがやってきて、790円(うろ覚え)にサービスしてくれるという
ジャックフルーツは昔食べてそんなに美味いと思わなかったという
記憶があったのでいまいち乗り気でなかったが
店員さんが商品からひとつかみもぎ取って試食させてくれた

ソテツの花とブロッコリーを足した触手のようなへんな果実
根本の方から齧ってみると、しゃきしゃきした歯ざわりと
青臭いような甘みもあるような、ややえぐ味もあり
しいて言えば生の人参に近い味
記憶にあるジャックフルーツとは全然違うが、特に美味いものではない

今朝はだいぶ長い夢を見たなという記憶だけが残ってる
眠りについてから起きるまでの体感が長かったことはわかるが
何を見たんだったか思い出せない

頭の中には、夢の記憶は残っているようなのだが
記憶の入り口の部分だけが失われ、情報にふれることができない
きっかけさえあれば、芋づる式に全部思い出すことができそうな
蓋に鍵がかかっているけど、振ると中にものが入ってることがわかる箱のような
なんか見たな という感じだけがずっとある

また、大しておもしろい夢でもなかったというような手応えもうっすらある
三日後にはまたしゅっと忘れてしまいそうな
 
 
 
こういうことを文章に書いていたら、ぼんやりあった夢の手応えも
みるみる薄れてきて
本当にそういう手応えがあったのかどうかも怪しくなってきた
それでも頭のなかにはまだ残ってはいるんだろうか

全国各地の料理屋からいくつかの味噌汁が集められ
それがどこの店のものであるかを選択肢の中から当てるという企画
地域によって使われる味噌の種類が違ったり
味付けに差があるといった手がかりから推測していく
 
 
企画に使用される味噌汁の選定
外国人店主の経営する焼きそば屋の味噌汁がチョイスされている
その店では、焼きそばの隠し味にケチャップを使用していた
これにより焼きそばに旨味が足されるという







 

去る8月15日に開催された「資料性博覧会14」の公式グッズが
本日20時よりWEB通販にて購入できるようになりました。
詳しくはこちらを御覧下さい


 

延期となっていた資料性博覧会14が、8月15日に開催予定とのことです。
当日は入場制限があり、整理番号が必要になりますので
くわしくは公式サイトを確認の上、番号を取得してお出かけ下さい
 
 
panpanyaはイベント自体への参加はありませんが
イベントにあわせて制作された
・ふろしき
・バッグ
・ポスター
が販売されます。 グッズの詳細はこちらを参照下さい

 

楽園(ル パラディ)夏のウェブ増刊が開始しており
7月30日分で描いた漫画が公開されています。
無料ですので見てみて下さい
「魚社会」発売にあわせて魚の漫画です
 
行き方:下記URLを押す→WEB増刊へGOと書かれた箇所を押す(中段画面左)→7月30日のところを押す→漫画登場。
 http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/
 
 
 
 
 
 
以下雑記
だいたい夕方にジョギングに出かけるのを習慣にしていたが
日が暮れる頃合いといえど、この頃は夏で暑さがつらいので
いっそ完全に夜になってから走ったらどうかということで
軽量のライトと、足につける反射板を用意し
夜八時くらいに出かけてみた

思ったとおりなかなか快適だった
湿度は高く、涼しいわけではないが光がないだけで体感が結構違うね
夕方よりもだいぶ気楽で軽やかなものだった

 
いつもと同じコースでも、感覚が全く異なる
視覚の情報が少ない分、音や匂いにも敏感になる
どぶを流れる水のちょろちょろ音がやけに鮮明であったり
空気の濃い匂いも。夜の圧力で凝縮された感じのしっとりした空気が
くっきりしていて良い
アスファルトが少し苔で滑るようになってるところを強く意識したり
日中は思いもしてないところにどきっとする照明があったりする

距離感も、よくわからなくなる
景色の中を進んでいく感覚は、案外視覚情報を頼りにしてたんだな
自分がどのくらいの速度で走っているかがわかりにくい
目隠しして歩くと、どのくらいの距離歩いたかわからなくなる感じに近い
あんまり疲れなかったから、 普段よりゆっくりになってしまってたのかと思ったが
計測した時間はいつもとさほど変わらなかったので
視覚的な疲れをごまかす何か作用もあるのかもしれない
それか単に気温のおかげで疲れなかっただけかもな

馴染みの道が、夜というだけで初めての道のような新鮮さが発生する
もちろん初めて通る道ではないから、道もわかるわけだが
知識として知っているのに、体感として知らないという不思議な感覚がある
こんな空間が、普段自室にいる時間に家の近所に広がっていたんだということは
知識としては知っていても、体感として知らないことなのだった
 
なかなか良いので夏の間は習慣化しようかと思うが
慣れてしまうのが勿体ないような気もしてる


 

通算八冊目となる単行本「魚社会」が発売となります。
厳密には今月30日発売ですが、店によっては早めに売っていたりすることも
あるようなので、先んじてお知らせをしておきます
 
前作「おむすびの転がる町」以降、おおよそ昨年の冬のウェブ増刊発表分
までが収録されているというかんじです
 
 
 
書店によっては、特典がつきます

 メロンブックス
 とらのあな
 書泉・芳林堂書店
 SHIBUYA TSUTAYA 
 ヴィレッジヴァンガード 
 COMIC ZIN
 
それぞれ特製のイラストカードがおまけでついてきます
いずれも本の表紙のレイアウトに即した店ごとのデザインになっています。 
ほか、書店共通ペーパーがあり、全国書店にて配布されます
というわけで今回は全七種。
贔屓のお店や、好みの絵柄がありましたら何卒入手頂ければと思います
特典についてくわしくはこちらを参照下さい
 
 
 
また、SHIBUYA TSUTAYAにおいて複写原稿をプレゼントする企画が
開催されます。過去作品から選定した漫画のページを
原稿用紙に印刷したものです。くわしくはこちら
 
書泉2店舗でも複写原稿のプレゼント企画があります。くわしくはこちら

複写原稿とは。
執筆作業の工程上、紙に描いた絵をパソコンに取り込み、最終的な仕上げを
している関係上、原画と呼べる完成品がデータ上にしか存在しないことから
「複製原画」ではなくあくまで「複写原稿」であるということです。
 

いろんなキャンペーンを開催していただいてありがたいです
なかなか、書店に出向いてということがしづらい昨今ではありますが
機会があればどうかよろしくお願いします
 
本を構成する情報であるところの収録作品に対し、適切な姿かたちを
考えるという意味でも、良いものになったと思います。
何卒手にとっていただけますと幸いでございます。

オリンピックの開会式のテレビを見ていた
8年前、東京でオリンピックやるとなったとき
「7年後といったら随分と先の話だな」と思ったことは
はっきり覚えているが
それを今やってんだと思うとしんみりした気分なる

北京オリンピックとか、シドニーオリンピック、リオオリンピックといった
いつかの夏にやっていたオリンピックについて、地名は思い出せるけど
それがいつの夏で、どのような気分でそれを見ていたか
あるいは見ていなかったか
べつに競技に関心があるわけでもないし
なんの記憶にも紐付けられてないので、ぱっと思い出すことができない

今回の東京のは、多少思い出すことができそうだな
 
 
7年後といったら随分と先だ、と思ったやつが今やってる
随分先の未来にいま来ているんだ、という、ぼんやりとした
取り返しのつかない不可逆な道をやって来たんだということを考える
 
何年も先の未来の、ある出来事を意識する機会なんか
普段あんまりないから、すっとばしてやって来た気分で
心細いような、現実感のないような寂しいようなへんな気分を味わってる
 
 
8年前、7年後の自分がどうしているかなんて想像もしなかった
そのときのことを振り返ってこんな気分になることなんて
想像もしてなかったことだ
 
 
たんに過去を振り返るのとも違う
過去の自分と目が合っているのに
過去の自分は、未来の自分と目があってることなんて思いもしない
そういう寂しさがある

ベッドの下の空間には、普段使わない箱が押し込まれている
 
押し込まれているといったが、押し込んだのは自分だから
押し込んであるというほうが正しい
でも箱からすると「押し込まれてしまった」という感覚があるだろうなと
いう気がして、押し込まれているという表現を自然に選んでしまった

そういう感じで、押し込まれている


片付けでもするかと思って箱を出して開けてみると
小さいドライバーとスーパーボールが入ったプラ製の小物入れ
絵がかわいいから残してあった日めくりカレンダーの束
古いパンフレット
などが出てきて、押し込んだときの気持ちが蘇ってきた

そんななかに、レシートの山があった
紙製の箱にぎゅうぎゅうに入っていて、ぱらっと見ると
レシート特有の、なんかちょっと揮発した感じの匂いがたちのぼる
2008年頃のが見えたので、干支が一周するくらい前のやつだ
おもしろいかも、と思って整頓してみることにした
余ったスクラップブックがあったことを思い出したので
それに貼っていくことにした

箱の上から順に取っていき、上辺にのりをつけ、並べて貼っていく
本屋、ガソリンスタンド、コンビニ、ホームセンターなんかが多いかな 
いまと大してかわらないといえばかわらないけど
今はもう無い店、今は無いポイントカードのサービスなどなど
証拠物件として見過ごせない点が多々ある
 
レシートは感熱紙だから、経年で結構派手に劣化する
同じ箱に突っ込んであったものでも、けっこうばらつきがあって
並列に並べていくと、そのコントラストが楽しい
ピンクっぽく変色するものと黄色っぽく変色するタイプがあり
ピンクが圧倒的に多い。
その濃度も様々だ
地の色が変色するだけのものと、同時に文字が薄れゆくものとがある

見て何を買ったか思い出せるものも、思い出せないものもある
なんの店だかわからないようなものすらある
色や文字の濃淡がある
時間の経過と記憶の混濁が物理現象として紙に現れたようでおもしろい
 
 
ここにある情報をつなぎ合わせれば、当時の足取りを追うこともできる
追わないけど
何月何日何時何分にどこの店でいくらつかって何を買ったか
その気になればわかるのだ、ということがわかっているということに
安心感がある
自分では到底思い出せない自分の正確な情報が自分の脳の外に保管されてる
安心感のあることだ