むかし、プレステージDという商品名の缶コーヒーがあった
10年以上前にダイドーが発売していたと思う
ダブルドリップ製法というなぞの手法が売り文句だったとおもう
それはいいのだが

樽のような独特の形状の缶がつかわれており、本体は
でかく「D」とかいてあるシンプルなデザインの缶で、目をひいた
この缶がちょっとほしかったんですね
しかし、ただの缶コーヒーのくせに150円となぜか高額で
しかもどこにも売ってるのを見たことがなかった、
手に取る機会がないまま、宣伝もやらなくなり
そのままプレステージDは缶コーヒーの歴史の闇に消えていった

かと思われた


ある日、田舎道を歩いていると、しょぼいクリーニング店の横の
自販機に、 プレステージDが売られていた
忘れかけていたので、はじめて売ってるの見たことも相まって
ささやかな感動を覚え、ただの缶コーヒーに150円ってなんなの
と思いつつも、プレステージDを買って飲んだ

あまりうまくないなと思った
というか変な味、飲み物としてちょっとあれな味がしたもので
賞味期限をなんとなく確認したところ、大幅に期限きれていた
という。。。。。


店員がいる販売店ならば、品物を変えてもらったかもしれないが
自販機であるから悲しさと怒りのやり場にこまった
ひょっとして自販機に毒を吐いたりしたかもしれないけど。

せっかくのプレステージDの缶も勢いで捨ててしまったと思う
いま思えば思い出なので、なにも捨てることはなかった。

ダイドーの自販機を見るとそれを思い出す