塗装にかんする道具を買い足しにクラフト用品を扱う店に行った

目的のものを見つけ、レジに持っていったときのことだが
レジの脇に、こまごまとしたものが箱に入って売られており
後ろに精算のため並んでいた子供と老人がそれを見てた
子供が「これほしい!」と言っており
老人が「お金を持っていないでしょう?お金がないと買えないんだよ」
と教えていた。

この子供はなにを欲しがってるんだ?と思って見てみたら
それはカジキのゴム人形だった

全長10センチほどの人形で、掴んでみると思った以上にやわらかく
べたっとした素材で明治の果汁グミの感触に近い
腹の中が中空でビーズのようなものがぎっしり詰まっているらしく
ぐにぐにとした質感の肌の奥にじゃりじゃりとした感触が感じ取れる
それが魚の感触と似ても似つかないことはわかっていても、どこか生々しい。
プロポーションは比較的リアルだが、全体に角がとれたやわらかい形状で
いい加減な塗装、そして顔が間抜けで少し笑っているように見える口元。
三匹くらい無地の箱に乱雑に入っていてホコリで少し汚れてた

それがレジの計算が丁度終わるか終わらないかくらいのタイミングだったため
思わず買ってしまった。200円だった。
おれが突然買ったもんだから子供と老人は無言になってた




多治見さんがおもちゃを贈ってくれた
体操人形というのか、正式名称はわからないが
竹でできた弓をしならせることでその間に糸でぶら下げられた
人形が鉄棒技のような動きをするというもの。
素材のくたびれ加減が非常に美しいものです。ありがとうございます

人形は、厚紙で出来た部品の関節部分をひもでつなげた簡素なものだが
弓をしならせる指の動きを細密に拾うような、人間が動かしてる生々しさが
人形に宿るようで、思った以上に体操選手に近い動きに見える
力を入れて、懸垂する動きが手の中で起こる
なるほどと思う

紙の人形には簡単な顔がかかれており
ちょっと困った顔をしているのが味わい深い
薄ら笑いをうかべるゴムのカジキといい