奥歯にアーモンドかなにかがはさまったような感触が有り
なんだろうと思ったがいつまでたってもとれないので
鏡を駆使して見てみたが、どうも何もはさまっておらず
それでもなにかがある違和感は間違いなくある

口のなかの形を舌で確認する
まあだいたい、こんな形か、というのは把握できているつもりでも
口いっぱいに食べ物を頬張ったときに入りきる量を考えたり
口いっぱいに空気を貯めてぷしゅーと吐き出してみると
舌でぐるりと確認した口の中のサイズとどうも一致しないような気がする

自分の口の中にぴったり合う形を粘土で作れといわれたら
まったく再現できる気がしない。考えてみたら。

口の中は、おもに自分の舌の感覚か鏡で見るくらいしか触れる機会ないから
日常触れる多くのもののサイズ感覚とわずかにずれているのではないだろうか


手で包みをはがしたキャンデーを口に入れるとき
指で持ったキャンデーの質量のかんじと口の中で味わってるキャンデーの質量のかんじは
別な価値観ではかられているようで比較が難しいように思える
水の中の物体が屈折して少し大きく見えるのに似たかんじでもある
そこにある微妙な感覚の違いは普段無視して過ごしてるが

歯にはさまっているように思えてならない何かは
口の中の特有のなにか錯覚によるものだろうか