高知を出発し、広島へとやってきた
前回広島に来た時は、二年前くらいだったがあまり滞在時間がなく
観光できなかったので今回は名所に行く計画をたてた
今日は宮島と原爆ドームを見に行った
宮島は、その名の通り島なので、陸で宮島口という電車の駅まで移動し
そこからは船で島へ上陸するようになる
雨こそ降っていないものの、いつ降りだしてもおかしくない曇天だった
天候のせいか、天候のわりに観光客がごったがえしていたせいか
蒸し暑い気候のせいか、第一印象はあまりきれいな場所でないように感じた
潮が引いていて、例の鳥居を歩いてくぐることができるようになっていた
遠目に、ぞろぞろと鳥居に向かって歩いている多くの人が見えた
時間によっては海底になってるであろう地面には海苔のようなものがたくさん落ちてた
蟹が掘った穴の中に水が染み出していて、たぷたぷ水面が上下していた
近くにいた観光客が、せっかくなら海に浮かぶ鳥居を見たかったなあと言っていたが
その同行者が、もしそうでもその場合は歩いて鳥居をくぐりたかったと思うことだろう、と
返答していて、まったくそのとおりだなと思った
行列に並んで厳島神社を参拝する
木製の廊下がやわらかくしなっているような錯覚があった。錯覚じゃないかもしれない
お賽銭をいれて、お参りしたがなぜか頭が真っ白になって何も祈れなかったが
そういうのもまあいいかという気になってくる
宮島口から路面電車に乗っていくと、原爆ドーム前という停留場がある
すぐ目の前に原爆ドームがあった
由来や歴史は頭に入っているつもりだったが、建物を前にすると
時間や事件を経過してなお現存している遺跡としての存在感、尊さのようなものを
感じるばかりで、それが自分のことながら少し不思議に思えた
ニュースで、広島で土砂崩れがあったという情報を聞いた
話は朝聞いていたが、具体的な状況を知ったのは夜になってからだった
何事も無い様子の町を一日歩き回っていたので奇妙だった