バイクを一ヶ月くらい動かしていなかったので
少しは動かさないとバッテリーがだめになるので動かすことにした

忙しくしていて、用もなく寒い中バイクに乗るような時がなく
そのうち雪が降って地面が凍ってしまったこともあり、放置してたが
もう動かしてやらないとバッテリーが完全にあがってしまうので
急かされているような気分はつねにあった


セルスターターを押してみたが、ヒャヒャヒャと回るだけで
エンジンがかからないので、だいぶ電気がなくなっているのがわかる
家の前の坂を下りながら押しがけでエンジンをかけることにした
これでかからなかったら、重い荷物となったバイクを家の前まで
押して上がらなければならず、それは避けたい
坂をころがしながら何度かギヤを入れると、動いたので
そのまま坂の下で暖気し、無事に始動することができた

適当に走った
ヘルメットのシールドが黄色がかっているので、なんとなく
思い出の回想シーンの映像を見ているような景色に思えた
冬で全体的に色味が薄いためその効果が強まっている

立ち寄った駐車場で、中年女性二人と老婆の三人組が歩いていた
前に中年女性二人、後ろに老婆という逆三角形のフォーメーションだった
老婆が、「インターネットで調べれば出る」と言っていた


さほど厳しい寒さではないなと思っていたが、走るうち体全体が徐々に冷え
家に戻ったときは体がきしむようだった