映画の予告を見ていたら、ギャングだがやくざだかの映画の映像が出て
それの格闘シーンで、人間の腹にキックかなんかしてる場面があったのだが
「ボスッ」とか「モッ」というような、文字にしづらいが
わりとしょぼい音だな、 と思って

格闘ゲームとかだと「バシッ」とか「ドゥグシ」みたいな
激しい音がするし、映画でもそんなかんじに、頬を拳で殴るような場面で
そういうもっとちゃんと激しい音が出てたように記憶してたが

まあでも実際に人を殴ったことはないが、そんな音はしないだろうな
ムチで叩いたりしたらビシっという音は出るだろうがパンチやキックでは
布を纏った大きな肉を叩く音なわけだから
「ボスッ」とか「モッ」のほうが正確な気がする


こういうのは、厳密にはわからないが
映像作品を作るにあたり、慣例として打撃音を使っていたというような歴史が
もしかしてあったのかもしれない。たとえば絵で太陽を赤く描くようにね
カンフー映画なんかみると、拳が空をきる「シュバッ」「ボッ」みたいな音も
漫画でいう擬音をそのまま音で出したような音声が入ってくる
映像の中ではそれのほうが見栄えするしそれらしくダメージ感が表現できるとか
表現としてよりよく見えるようにする理由があったのかもしれない

あるとき、誰かがコロンブスの卵のような発見で
人を実際に打撃してもあんな音は鳴らない、ということに気づき
リアル志向の打撃音を模索したのかもしれない
いやリアルな打撃音の映画昔からあったのかもしれないけどね
だんだん派手な音になっていって、逆に実際に則した音が新鮮に聞こえたり
映画そんなに見るほうではないから正確なところは全く分からないが。



自分の腹を拳でぽんぽんと叩いてみる
これをもっと強く叩いたとして、「ドゥグシ」って音にはならないだろうなと
もっと生々しくて痛い音がするだろう