さて先日の日記に書いた父方の実家だが
いよいよ引っ越しが済み、解体に着手したということです


そこからもらってきたもののなかに、こたつユニットがある
掘りごたつがあり、その中に格納されていたものだ
そのこたつには何度も入ったことがあったが、ユニットを取り出して
見たのは初めてだった

こたつによく採用されている、赤と白の袋打ちコードは
だいぶ傷んでいるのをビニールテープで何度も補修した形跡があり
満身創痍の体だが実働品であるという
掘りじゃないこたつはあるし、新築の家に掘りごたつはないらしいので
足元をあたためる装置でも作ろうかな、と思って貰うことにした


その中身が少し変わっていて
信号機のレンズのようなものが中に入っていて、それが温まるというものだ

こういう仕組みのこたつがあるという話はきいていて、写真も見たことがあったので
これが噂にきくレンズ型のこたつユニットか、と思った
レンズ型、というのは今おれが勝手に名付けた

おれは長らくラグビーボールを細長くしたような赤い電球が網の中に入っている
タイプのものしか見たことがなかった
電球がケチャップの容器に似ているので、おれは昔から
こたつの中のケチャップと呼んでいたのだが

近年はもっと薄型で赤外線ヒーターといったかんじの
現代的なユニットになっているようだ。こまかい見た目は忘れたが

レンズ型のはケチャップ型同様、古くからあるものらしい

こたつユニットの発熱構造体のバリエーションについてなんて
なかなか観察することもないから、見た絶対数も少ないし、推測しかできないが
その昔は行火(あんか)で火を使っていたわけで、それが電気式に進歩していった
歴史があるわけだから、電気を熱に変換する方式もいくつかあったのかもしれん
淘汰され、洗練されていったものと思う


とりあえず、レンズ型こたつはコードを取り替える修理をしてみようと思う
調べてみたら、赤白の袋打ちコードはまだ売っているみたいですね
ポータブルこたつのような装置が作れれば便利だなと漠然と考えてる