かかりきりになっていた作業の一部区切りがついたので買い物に出た

新しい消しゴムを買った
消しゴムは漫画を描くときに使うのだが、鉛筆の線を念入りに消そうとすると
ペンのインクも薄くなってしまうということがある
一般には消す能力が高いほどその傾向は高まりますから
性能がパワフルであればあるほどよいとは一概に言えないものだ
あまり強くこすらずとも鉛筆の線だけをすいすい消す能力が求められる
評判を伺いながら、いくつか試しているところです




昔の車の雑誌を読んでいたら、かつて存在した自動車メーカーで
「富士」と名のつく会社が山ほどあった、という話が出てきた
富士重工と富士自動車があることは知っていたが

富士山という名前
よくよく考えてみたら「富」の「士」の「山」なんだな
金持ちのサムライの山という意味である

まったく考えたことなかった
英語ではMt.FUJIと言ったり、「富士」という文字列を目にし耳にしすぎている
せいで、分割してその意味を考えたことなど今日の今日まで一度もなかった
富士、という単語を見て、金持ち侍のイメージをぱっと思い描くことができるだろうか
どうしたって水色の円錐形の山のイメージを浮かべてしまう

「富士」を分解したときに現れるものがあまりに富士と関係ないというか
富士山を二つに切り分けたらその瞬間小判と侍に化けてしまったような
奇妙な感覚を味わっている
うまく言葉にできないが