長らく愛用している枕がだんだん薄ぺらくなり
寝ていてなんだかなと思う感触になってきたので
厚く感触のいいものにそろそろ交換したほうがよいかもしれない

そんなことをいま書いていて思いついたことだが
タオルかなんかを下にしいて厚みを出せばよいのではないだろうか
早速厚手で大きいタオルを折りたたんで枕カバーの中に仕込んだ
こんなもんで当分良いかもしれない


寝具の良し悪しについて
あまり考えたことなかったが、やはり高級な寝具というのは
寝心地がよいものだろうか
よいのだろうな
たとえば稀に高級な食べ物を食べたとき、その美味しさの次元に
びっくりすることはあるが、びっくりするほど心地よい布団という
ものがあるのだろうか。あるならば寝てみたい

おれは重みのある布団が好きで羽毛布団のような軽い掛け布団では
あまり落ち着かないので好みの個人差もあるかもしれないな


しかし、寝てしまえばよほど寝心地の悪い場所でなければ
大抵気持よく寝れてしまうからあまり関係ないかもしれないな
それとも良い寝具だと快適性のためにいい夢が見れるのかもしれない
しかし試しに寝てみるという機会はそうそうないので想像するしかない

温かい風呂に浸かっていると眠くなってしまうことがあるが
あるいは、ぽかぽかと温かい原っぱで眠くなるでも良いが
それらのような心地よさを出してくる布団があるかもしれない
浮遊感のような、吸い込まれるような心地かもしれない
そういうのも想像するしかない
貧弱な空想のような気もする



眠りたさで考えるなら、寝具の質より立地のことのほうが思い浮かぶ
湾になった海辺を一望できる見晴らしの窓のある部屋で、海沿いはそれなりに
繁華で、幹線道路の明かりや店の照明が海に沿って点々とある
水平線のほうにまで陸地が回りこんでいて、遠くまでぽつぽつある光が
空気のゆらぎですこしゆらゆらしていて、それを見ながら
車の走行音が遠くでシュンシュンいっているのを聞きつつ寝たい
今夜はそういう景色を思い浮かべながら寝ることにする