駅で電車を待ちながら、のどがかわいたので
自販機で飲み物を買うことにした

こんなときホットのなにかがいいなと思う気候になってきたね
ホットの欄を見ながら、コーヒーがよいかなコーヒーの中なら
牛乳が多めに入ったやつがよいかななどと考えながら見ていたら
ほうじ茶ラテがあった

ほうじ茶ラテは、夏場に冷やしたペットボトルのやつがうまかった記憶があり
それのホットならば今飲みたいもののイメージに近いように思えたので
じゃあこれにするかな、となったのだが
すぐ近くに「フルーツティー」というのがあった

フルーツティー
洋梨、林檎、なんかの柑橘といった果物の絵が描いてある
あったかい紅茶に、それらの果物が配合されているというわけか
アップルティーとかレモンティーならのんだことがあるが
いろんな果物が入った奴は飲んだことがない気がする

飲んだことのない飲み物には弱い
今飲みたい飲み物はほうじ茶ラテに決まっているのに
フルーツがいろいろ入った紅茶に興味をそそられてしまう
電車も来てしまうし

さらに気付いたことに、その自販機にほうじ茶ラテが二種類あったのだった
平凡タイプと豪華タイプがあり、豪華タイプは10円高かった
これも、気持ちを分散させる要因になる
ここでほうじ茶ラテにしようと決めた場合、更に平凡か豪華かで悩むことになる
うまいものに10円をけちろうとは思わないが、平凡タイプががっかりするほど
まずいとも思えないし


フルーツティーにした
紅茶の飴みたいな味だった。こういう味か
これで次はほうじ茶ラテのどちらにするかで迷うだけで済む

こういうときに自分の欲求よりも好奇心を優先してしまうという
自分の性質を再確認することもできた。これはこれで