ずっと理想的な使い心地のスティック糊がないものかと探していた
普段ノートに紙を貼り込む際、トンボ鉛筆の「シワなしPIT」を使っていた
これは紙が水分でしわになりにくく、粘着力や使い勝手もそこそこ基準を満たしたもので
無難な選択肢として愛用していたわけだが
感熱紙を貼ると変色してしまうことや、塗ったあと糸を引く感じとか
塗る時の抵抗が強く、薄く弱い紙に塗ると摩擦で破けてしまいがちであったり
厚物を貼る時に接着力に不安があることなど、万能とは言い切れない
これらの欠点をカバーする、完璧なスティック糊がないものかと
あれこれよさそうなのを試しては、総合力でシワなしの方がいいなと思ったりしていたが

PLUS社の「パワーPritt」という製品がある
これは接着力の強さが自慢の品で、厚紙を貼るのに比較的弱いシワなしの
弱点を克服した製品なのではないかということで、試用してみた
結果としては、たしかに接着力は非常に優れている
しかし、シワなしよりはシワになりやすいし、塗り心地も硬いバターのようで
スムーズに塗り拡げることが難しい
あちらを立てればこちらが立たずといったかんじだな、と思っていたが

パワーPrittの用途のとこをよく読んでみると
紙に貼ることができるものの種類が、「紙、厚紙」はもちろんのこと
「写真、布、発泡スチロール、革、木、アクリル、金属など」
たいへんだ
これは、糊というより接着剤といっていい勢いを感じる
試しにビニール袋に塗ってノートに貼ってみると、紙を貼り込むのと同じように
すんなりページと一体化した
これはすごい

ノートには、ノートに貼れる物に絞って貼っていくことに決めていたので
ビニール系のものは基本的に諦め、無視することにしていたのだが
パワーPrittのおかげで、 これらも貼り込みの対象になってしまったのだった


理想のスティック糊という考え方も改めなければならない
スティック糊には、銘柄ごとに得意不得意がある
中にはパワーPrittのように、極端な性能を持つものもある
他の性能を犠牲にし、多用途強接着力に特化したからこそ
貼れるものの可能性を広げることができたのであり
それらを必要に応じて使い分けることこそ、ノート作りの幅も広がる
当初思い描いた、欠点のない理想的スティック糊がもしあって
それを使っていたとしたら、ビニール袋をノートに貼ることなど考えられなかっただろう

ちなみにPrittシリーズにはスムーズPrittなる製品もあり
塗り心地のなめらかさを売りとしている
これを使えば、薄く破けやすい紙も容易に貼ることができるのだろう
感熱紙に影響を与えない製品も探せばあるかもしれない

今後は性能の極端さに着目してスティック糊を見ていく必要がある




別件
先日の日記で書いたなぞのシリアルについて
「ハニーナッツチェリオス」というアメリカのシリアルの類似品ではないかという
情報が寄せられた。調べてみると、記憶にあるのはもう少し焦げ茶色が
濃かったような気がするが、成分や味の情報を見てもたしかに似ているようです
輸入食品店に行くことがあれば目を光らせておきたい
有力情報ありがとうございます