なんか描こうとか、ものを作ろうと思ったら
筆をうごかすなり、接着剤でなんかくっつけるなり
なんらかの出来事を起こして、物体を加工したり変化さしたりして
最終的に完成のものの形や絵にしていくことになるが

たとえば作りたいもんが頭の中にあったとして
それを再現しようとして、手を動かして出来事を起こして
その結果出来上がったものは、頭の中にはじめにあったものとは
けっこう別なもんになっているということはよくある

出来事の中に、別なもんにしていく作用がはたらいている
出来事の痕跡や、出来事そのものが作用している
作っている最中にも作用してくるし、結果にも痕跡があらわれている


想像した完成形を目指してものをつくり始めると
想像してた以外のもの現れたとき、それが雑味としてマイナスに働いてくる
パターンがあってそれがけっこういやな気持ちになったりするから
出来事によって出てくる想定外のことを飼い慣らす感覚が要る

そうこうしてるうち、ぜんぜん遠くに行ってしまう
ぜんぜん知らない場所で完成してしまったりしてる

あれーと思うけど


じっと作っていて、自分のつくったもんをずーと見てると
いいんだかなんだかわからなくなってくるということもあるが
自分でつくったものでなくとも、見続けてたらわからんくなってくるときも
ある、ゲシュタルト崩壊という言葉もあるが

そうはいっても、いつまででも見てられるようなものもあるし
出来事のない、平穏が似合うところにたどり着きたいとおもってる
出来事起こそうと思う間は少なくとも完成には至ってないとかんじる