雨が降っていなかったので観光することにした
東京から山梨に入るあたりで、あきらかに森の質感が変わる
杉から広葉樹に明確に切り替わってるように感じた
町の質感も東京と山梨で異なっているように見える
おそらく、電柱、マンホール、その他細部のつくりとか
法令で定められたりした町のルール的な何かが微細な統一感を出し
それの差異が町全体の質感を微妙に変えているのではないかと思う
そういうかんじがする
東京側から松姫峠をこえて山梨県に抜ける道中
ある一定の高さから上が霧になっており
霧というよりは、雲だったかもしれない
そこからの展望はまっしろで上も下も均一な無な空間が広がり
地に足がついているのに深い海のような怖い空間になっていた
ある一定の高さから下がると、ぱったりと霧はなくなった
山の上は白におおわれて見えなかった
峠のてっぺんで数人の作業員らしき男たちが
会話しながら弁当をたべていた
霧に包まれたその光景もいささか妙なかんじした