近所の道が綺麗に掃除されていた
隅々まで雑草がむしり取られ、今までその汚さに気付かなかったが
綺麗になったことにより、落差によって今までが薄汚れていたことに気付く
掃除されているエリアを通り過ぎると
日常的な薄汚れ雑草歩道になり、ああ確かにこんなもんだったなと思う

この続きを引き受けて掃除したいような気分にすこしなったが
それよりも先に自分の部屋を片づけたほうがよい
忙しくしていたので、とっちらかっているのである
その部屋でいまこの日記を書いている
紙が多い
もう寝る前なので、手始めに机にころがっていた付箋をしまい
お菓子の包み紙をノートに貼った



古い自治体の要覧をもらった
地域の特色や施設の紹介、人口がどれだけいるとかの情報を
まとめた、市区町村単位で発行するパンフレットのようなものだ

30年ほど前のもので
もう建て変わった図書館の建物とか、火災で焼失した倉庫の在りし日の姿
目にする機会の少ないローカルな古い情報は新鮮でおもしろかった

携帯電話のカメラ、デジカメが登場する以前の写真や
インターネットが普及する以前の情報はなかなか辿りづらい
パンフレットのような簡素なものほど残りづらいものであるから
ちょっとした資料でも古くなると独特の重みがでてくる
貴重なものであり大事にしなければならないと思うと同時に
いまそのへんにありふれてるちょっとした紙も将来を見据えて
大事にする必要があることをあらためて考える

そういう気持ちの積み重ねが、部屋の片づけを大変なものにしているのだが