はさみは二本持っている
一本は、かつて父からもらったか借りたまま私物化してしまったかしたもので
もの自体は良いものらしいが長いこと使い続けたせいで
このところ一段と切れ味が悪くなった
刃と刃の間に紙が挟まるので、かしめてある部分を少し叩いたら
きつくなっただけで挟まりは解消されず、余計に悪くなった

もう一本は、落し物で持ち主が見つからずに捨てられそうに
なっているのを見つけ、許可を得て貰ったもので、幼稚園か小学生の
使うような赤い持ち手のはさみで、見た目よりは切れ味がよい
子供用のためコンパクトで、筆箱に入れて持ち歩くのに都合がいい


古いだめな方のはさみは机のペン立てにつねにあるが、よくないため
筆箱からいちいち赤いはさみを出して使っていたが
机に常設するスタンダードなサイズのはさみがあってもいいなと
思ったので買うことにした



思えば、自分ではさみを買ったことがあっただろうか
万能バサミやニッパーなど、はさみに似た形の切断工具を除けば
なんとなく手に入って、それを使っていた記憶しかない
使用頻度から考えるとその距離感はちょっと特殊な気もする

長く使えそうなちょっと良いものを買おうかなと思ったが
値段は200円台くらいから1000円程度のものまでいろいろある
標準的なもの、刃にフッ素加工だかされて強度の高いもの、刃の長いものなど
結局フッ素加工された標準的な長さのものにした。400円くらいだった
決して高級品ではないような気がするが、なにしろ買い慣れないものだから
相場がどんなくらいのものか、適正価格がわからないのでこれで良い

ためしに切ってみると、刃と刃が噛み合う抵抗感がしゅるりとあるが
紙を切る抵抗感はほとんどなく、素晴らしく切れ味が良いと感じた
これは比較対象が古い子供向けだから当然かもしれないが
あと持つところの肌触りがいい
シリコンだと思うが、しつこい滑り止め感がなくほどよく手に馴染む
いい買い物をした






ローソンで「飲むカントリーマアム」という飲料が売っていたので買った
カントリーマアムとはクッキー菓子だが飲み物になるとは
妙なことを考えて実行するものだな

味はコーヒー牛乳からコーヒーっぽさを削減したような
ココアからココアらしい風味を削減したような
両者の味の中間くらいで個性を中和したようなぴんとこない味
あたためてある所為で、カントリーマアムよりココアやコーヒーに近いほうに
印象がいっているのかもしれないが
味を探るとたしかにカントリーマアムの風味があることはわかる


ところでカロリーメイトの飲料というのは昔からある
幼少時に飲んでとてもまずかったという記憶だけがうっすらとあるが
当時の好き嫌いはほぼ解消したので、いま一度飲んでみたいと思っている
しかしあまり売っていないのでその機会がない