パソコン上で絵をかいたりすることも多いが
興味深いのは、時間軸が一本道とはかぎらないところです
すこし失敗すると、戻るボタンを押せば何段階も前に戻ることができる
それすらもやっぱやめようとなれば、 また何段階も先に進める
時間を自由に横断できるという
紙や物質に描いたりなんだりするときはそうはいかない
消しゴムで消しても、過去の線は微妙にのこってるし、消したのを復活さしたり
は当然できない、時間はつねに一本道につくられている
それでこそ生まれる、覚悟のただよう画面
一筆入魂というものもある、一期一会ということも
時間の積み重ねにより止まった画面にもどこか呼吸が感じれることもあるだろう
デジタルはどうかというと
無数の時間の横断からできてくるものには時間の生なましさというものは
少ないように思うが、どこまでも止まった時間の静謐な感覚
パラレル感・軽妙さ
樹脂のように重くも軽くもみえる
物質は外からの光の反射でみえるのに対しモニターは
背後から発生する光で図像を光らせてみせるものだという
見え方の根本的違いも助長しているのかもしれない
それはそれで固有のなぞの神秘性があるとおもえる
タイムマシンのこととか考えるけど
うまく使わないと、タイムパラドックスというものが生まれる
花瓶を持って過去に行って、過去にある同じ花瓶をこわしたら
手にもっている未来の花瓶はどうなってしまうだろう
デジタル作業とアナログ作業を複合的に使うこともままあるが
うまくやらないと悲しい破綻が起きるようなきがしている
それをよく気にしてる