鳥の鳴き声について

ピヨピヨ鳴くようなのについては、わかるが
たとえば鶏はコケコッコーと鳴くが、あの鳴き方はいつ覚えるのだろうか
親鳥がコケコッコーと鳴くのを聴いて、自分も鳴けるようになるのか
生まれた時から一匹だけで居ても、ひよこから鶏に育ったら
ちゃんと誰に教わったでもなくコケコッコーと鳴けるだろうか
鳴く気がする

決まった鳴き方をする鳥はいろいろいる
キジバトはデーデーポポーと鳴くし、コジュケイはビッビグイーと鳴く
そういうのの中には繁殖期特有の鳴き方というのもあるが
生まれ持った鳴き方なのだろうか


違う地域に住む同じ種類の鳥は同じ鳴き方する
前に伊豆大島で聴いたコジュケイの鳴き声は、本土と同じものだった

人間でいう言葉とは、違う次元のものなのか
 
人間は、たとえばあいさつにしても、国によって言葉が違う
文化圏の違いによって、鳥で言うところの鳴き方にかなりの差がある
言葉は、教わらなければ話すことができないから
地域によって、方言が生まれたりもする


しかし、笑ったり泣いたりというのはたぶん万国共通だな
鳥の鳴き声というのはそういうのに近いのかもしれない
笑い方、泣き方というのはどうやって身につくのだろう
文化の違いによって、笑い顔で悲しさを表現したり、怒った顔でおもしろさを
表現したりすることははたしてあるだろうか



というようなことを考えながら、少し遠くの図書館に行った
必要な資料をインターネットで蔵書検索したら、そこにしかなかったためだ
べつに鳥に関する本ではなかったが