テクノロジーによって距離が縮んだということを感じる
たとえばグーグルストリートビューというウェブサービスは
世界各地の道路を360度見回しながら移動することができたり
デジカメでは高解像度の写真が手軽にたくさんとれて、それらは自動的に保存され
現像なんてしなくてもデジカメの後ろのモニターや取り込んだパソコンですぐに閲覧できる
行った場所の写真をとるのも、見るのもずいぶん手軽になっている
また、子供のころと比べたら移動の自由度が飛躍的に増した
それは時代の変化というよりは、自分が大人になり様々な自由を得たということだが
電車に乗って遠くまで出かけることができる
バイクの免許と車両があるから、乗って出かけることができる
飛行機やフェリーに乗れば、もっとどこでもいけるだろう
子供の頃に自在に行ったり見たりすることの出来なかった場所が
いまでは圧倒的に自由にアクセスすることが可能になっている
その気になれば海の向こうにも行くことができるし
今すぐ海外のストリートビューを見ることもできる
遠く離れた土地にいる友人と電話やオンライン通話、メールができる
写真などを共有することもリアルタイムに出来る
いろいろなものを隔てていた距離がどんどん薄まっていってる
それゆえに、尊さも薄れてるような気がしていて
なんだか、遠い手の届かない土地に思いを馳せることの重みが、このところ
どんどんなくなっているような気がしてそれが寂しい
果てしなく思えるような距離のどうしようもなさを時々感じたくなる
便利になることの味気なさといってしまえば、ありふれた言い方になるが
今日もジョギング行った
いつものルートを逆走してみたところ
そちらのほうが坂の配分がよかったのか、全体で五分くらい早く回れた
同じ場所に戻るわけだから、逆走したところで移動距離も高さも変わらないわけだが
こうも違うものとは思わなかった
今度からこの方向のルートも取り入れていこう