高知に行って帰ってきた。

久しぶりに親戚に会ったり、観光したりした
古い町並みを保存している地区を見に行ったり
歴史ある旧家を保存してカフェをやっているのを見たりしたが
結局興味をそそられるのは、どちらかというと
「結果的に残ってしまっている」古い町並みのほうであった

都会では人工物の密度が高く、新しいものが出来ていくにあたって
いらなくなったものはすぐに片づけないと場所が足りないが
田舎では、場所のゆとりがあるから上書き更新がなされず
また新しいものが出来ていくペースも穏やかだから
いつ消えても不思議でないような景観も、ゆるやかに残っている
何度行っても好きなところだ


それでも変化は着実にある
足摺海洋館にひさしぶりに行ったが、リニューアル工事が進んでおり
新館が完成したら旧館は併存しないというような話もきいた
本当ならば悲しいな
足摺海底館のほうは依然として旧来のスタイルを貫いており
なおかつ生憎の天気でもお客さんがけっこう居て安心感があった


食べ物
道の駅に寄ったところ、ツガニ(モクズガニの地方名)の冷凍したやつが売っていた
かねてから食べて見たいと思っていたので、冷凍のまま自宅へ送ることにした
時期が始まったばかりで、まだ小さいものだという
これから旬の時期がくるとするなら、その時期にまた行きたい
ツガニ料理を出している店もあるのではないだろうか

高知には、「くいしんぼ如月」というローカルコンビニがある
この度初めて行く機会を得た
コンビニというよりは弁当屋の側面が強く、できたて弁当を販売している
朝ごはんにイートインコーナーで、名物のチキン南蛮弁当を食べた
衣がフライドチキンのような風味で、うまいものだった


くろしおくん
県が発行しているとおぼしきパンフレットに数件姿を確認できたが
やはり土産物屋等では全くといっていいほど見当たらない

そんな中、高知県のモチーフをミニチュア化したガチャポン商品のなかに
くろしおくんがあったので、三回ほど挑戦したが登場しなかった
高知県のイメージキャラクターであるにもかかわらず
関連グッズ一つ手に入れることすら難しい、厳しい状況は今も続いている


写真は愛媛県の道端で見つけた壁穴を祠に利用している珍しい例。