ドーナツとピーナッツに関する日記について、友人から情報が寄せられた
なんと、ドーナツのナツの語源は「ナッツ」であり
ピーナッツやカシューナッツの「ナッツ」と同じものだという

まさかの事実だが
ドーナツの原型は、穴のない丸いお菓子の真ん中にナッツが乗ったものであったという
「ドー(dough)」がパン生地、「ナッツ(nut)」が木の実を意味する
そういう名前だったのだ
それがどういう経緯があったかはわからないが、ナッツ要素が消え
わっかの形状のドーナツになっていったが、名前はドーナツのままだった


更に、「ピーナッツはナッツではない」という情報も寄せられた
言われてみればそんな気もする
ナッツとは木の実であるが、 ピーナッツ、すなわち落花生は豆の仲間だ
土に埋まっているし
調べてみると、「ピー」が「豆」を意味する言葉らしく
豆ナッツということらしい。しかしあくまで豆であり、ナッツではない

ナッツと豆の違いも気になったので、調べたところ
木になる実で、硬い殻の中身が食用になるものが「ナッツ」で
マメ科の植物の実が「豆」 だという
そう言われると案外ぴんとこない
ピーナッツの「ナッツ」は 「ナッツ(nut)」の意味ではあるものの
ピーナッツはナッツの仲間ではないということらしい


ドーナツは「ナッツ」であり、ピーナッツは「ナッツ」ではないという
真逆の事実が突きつけられ、数日前に考えていたことが根底からひっくり返る
不思議な気分になる




その前の日記に書いた、街角の地図看板についても、興味深い情報が寄せられた
あの類の地図のなかには、無断で地図に店名を載せ、掲載料の名目で店側から集金をする
悪徳業者によるものが存在するらしいという話だ

そう考えると、辻褄が合う

先日見た地図の内容はどう見ても十年以上は前のものだったが、看板自体は新しかった
その後気になってグーグルストリートビューで見てみたが、2017年の時点では
看板はまだ設置されていなかったので、ここ一年ほどで設置されたものらしい

自治体が善意でもって配置したものであったとするなら
地域住民以外が見たってわかるような明らかに古い情報の地図を
設置するとは考えにくいが
悪徳業者が案内以外の目的をもってやってることだとしたら、説明がつく
業者の手元にある住宅地図の版が古いものであることに気付かず
えっさほいさと作ってしまうということもありうる
「正確な案内地図で道行く人を案内する」ことが第一目的ではないからだ

誰も気にも留めないような地図看板の違和感に気付いたとき
その背後にある事情について推察するきっかけになる
町にあるあれこれが、思っているよりも様々な思惑によって展開されてることがわかる

そんないびつさを拾うことができたとき、ぼやけていた部分にピントがあうような
景色の解像度が一段階上がる感じする
愉快な気分になる