単行本の準備などで慌ただしくしていたら夏も終わっていた
最終蝉の鳴き声に注意を向けるのを忘れてしまったことを
今更考えたりしているけど
単行本は無事に刊行されそうです
 



ホームセンターで、芳香剤を買った
いい匂いが染み込まされた粒が穴の空いたプラ容器に入っていて
部屋に置いておくと芳香が振りまかれ、部屋がいい匂いになるらしい

匂いのサンプルがいくつか並んでいたので
どれどれと思って試していたら、そのうちのひとつが気になった
 
昔よく行った輸入雑貨屋の匂いに似ていた
その店は大通り沿いにあり、輸入雑貨だけの店ではなく
テレビゲームなんかも置いてあったが、輸入雑貨のコーナーは
妙に趣味性が高く、誰も買わないような高額商品がいつまでも売っていたり
蓄光の商品ばかり集めたコーナー、ノベルティグッズのようなものから
外国の変わった空き瓶とか、とっくに期限の切れたツナ缶だの
独特で、好きでよく見に行っていた
もう別な店になってしまったけど
そこの匂いが、外国の洗剤のような、甘ったるいような匂いで
似ていると思ったのだった
 
芳香剤は、部屋に設置してみたもののぜんぜん匂いを発しなかった
しゃかしゃか振って鼻を近づけてようやく匂いがする程度で
性能はいまいちだが、時々くんくん嗅いで懐かしさを楽しんでる
 
 
その輸入雑貨屋で買わなかったもの
・サークルKのキーホルダー
金属の筒の表面にサークルKのロゴが印刷され、両端のリングを
強く引っ張ると2つに分離する機構を持ったものだった
地味な割にそんなに安くもなかったので当時は買わなかったが
サークルKがサンクスと統合し、ファミマに吸収されて消えた今
見かけたらきっと買ってしまうだろう
時々思い出すが、検索しても全く情報が出ない
 
・ミサイルの形のボールペン
ガンメタリックのような色のメッキがされている、プラスチック製で
尻の部分がゴム製のバネで繋がったノック式のものだった 
なんの印刷も装飾もなく、尾翼らしき突起だけちょんちょんとついていた
軽くチープな質感で、あまりにもシンプルな流線型のボールペンが
箱に突き刺さったかたちでたくさん整列されてディスプレイされていた
きれいだなと思った
たぶん一本200円とかそこらで、気の迷いで買う可能性も
あったろうと思うが、そのときは気分のぶれで買わなかった
きっと買っていたら、筆箱やペン立てで他のペンと擦れて
メッキはあっという間にぼろぼろになってみすぼらしくなったことだろう
先っぽの軸の出る部分なんか真っ先にメッキ剥げてしまうよね
そんなことを今でも考えているのなら買ったらよかったと思う