マクドナルドに行ってみたら
「焦がしにんにくマヨたまごてりやき」なる期間限定バーガーが出ていた
またたまごてりやきやってる…
 
「てりたま」が春の風物詩であることは周知の事実だが
近年、「てりやきバーガー」の亜種という名目で、たまごを挟んで
「たまごてりやき」と称し、事実上のてりたまを
季節問わず期間限定販売するという手法が常態化している
去年もやってたし、今年少なくとも2回は登場している
 
 
昔は、マクドナルドでたまごが食べられるのは
春と秋の限られた期間だけだったんだよ、なんて言ったら
今どきの若者には驚かれてしまうかね
などと時代に取り残された老人のようなことを思ってしまう
 
奇しくも昨今、夏が終わったら冬がやってくるような
春や秋をすっ飛ばすような気候になっていることも
あながち無関係ではないのではなかろうか
嘆かわしいことに、日本から四季が失われつつある
マクドナルドのような大企業にこそ、季節感を大切にして貰いたいものです。
老人のような戯言はこのくらいにしておこう
 
 
そういうわけで、焦がしにんにくマヨたまごてりやきを食べた
てりやきにマヨネーズは標準装備たれであるから
要するに通常のてりたまににんにくの風味を添加したものである 
結構しっかりとにんにくの香ばしさが乗っかっていて
こってりしたてりたまによく合う
 
マクドナルドで味わうにんにく風味に、個人的には不思議な違和感があった
マクドナルドでハンバーガーを食べているはずなのに
何らかの別な食べ物のイメージがフラッシュバックする
それがどこの何だったのかは思い出せないのだが
「マクドナルドじゃなさ」がちらつくのであった
にんにく風味というものが、こんなにもマクドナルドとかけ離れた印象を
持っていたのだということに自ら驚く、新たな知見だった

 
 

先日、ローカルな催しで「大落花生」なるものに出会った
「おおまさり」という、わりと最近品種改良で開発された落花生だといい
茹でられたものを食べたのだが
ほくほくした甘みは芋のようでもあり
落花生が土に埋まっている植物であることを再認識させられる
 
ピーナッツというと、ナッツの一種のような感じがするが
落花生は豆の一種である
豆とナッツの線引きは、いつも曖昧になってしまうが
落花生は豆の中でも珍しく土中にできるものであるから
芋との線引きもあやしいような気がしてくる
そう考えると様々な要素を兼ね備えた特殊な植物に思えてくる
 
柿ピーやキャラメルコーンで出会うときは
「ピーナッツはピーナッツである」というかんじで
その特殊さに目を向けることはほとんどないが
新種として大粒の落花生と向き合ったとき、 改めて気付く魅力である
 
 
というのが先月末頃のはなしだ
昨日、産直で農産物を物色していたら、そのおおまさりが売っていたので
これ幸いと一袋買ってきて茹でた
通常の落花生と違い、乾燥させずに生のものを茹でて食べるものだから
今時期にしか出回らない旬の味だという
痛みやすそうだから、大事に、かつ思い切りよく食べていこう 
 
たまごてりやきで失われた季節感を大落花生で取り戻す
食欲の秋というやつだ