2ヶ月ほど前に、「魚のなまえ」という文庫本を買ったという日記を書いたが
その巻末に掲載があった、「釣り文化資料館」を本日たずねた

新宿駅から歩いていったが、炎天下のなかそこそこの距離を歩くことになり
面倒臭がらず地下鉄で最寄り駅まで行ったほうがよかったかもしれない
しかし歩いていると、通りかかるビルや店舗の入り口からエアコンの冷気が
漏れ出している箇所がかなり多くあり、勿体無いなと思うと同時に
歩行者にとってはありがたい、歩きながら涼むことができる
ビルが高いので、日陰も多い

歩道橋から、若い女性数名の集団があるいてきた
そのうちの一名が、「あついよー」と言った
すると別の人が「あついぜ」と言った
それが面白くて歩道橋を渡りながら少し笑ってしまった

資料館に行く道のなかに、地図でみると階段が表記されている
勝手に下り坂かなあと思っていたら、上り坂だった
下り坂の景色まで頭の中でかってに想像していたものだから
上り坂を目にして、はてあの下り坂のイメージはなんだったんだろうと
思って、結構リアルに想像していたので実際の階段を登っても
あまりピンとこない、そういうのもめずらしい
暗坂(くらやみざか)という坂らしい。
名前といわれの書かれた杭がささっていた


その坂をすすむと、釣り文化資料館はあった
年季のはいった建造物を想像してたが、近代的な四角い建物だった
入り口の脇に、「釣り地蔵」という釣竿を持ったお地蔵さんが置いてあったり
よく見ると変なところもある

内部は、建物のでかさからするとこじんまりした展示空間だった
釣竿や、釣りにまつわる道具がわりと雑多に展示されている
名品のようなものもあるようなかんじだったが、詳しくないので不明
魚によっていろいろな竿を使い分けているようなかんじだが
識者曰く、魚の特性にあわせてしなり具合が違ったりするらしい
見た目はあまりかわらないように見えた
魚を入れる箱や、道具箱、たも網など装備品も充実している
古いもので手が込んだ立派なものがたくさんあった

見学者はひとりだけいた
俺が入ったときからずっと調べ物をしていて、帰るときも同じく調べものしてた
見たら、つりニュースの過去のアーカイブが大量に保管されてた
それは見そびれてしまった