自治体の発行している防災に関する広報誌がポストに来てた
数日前のことだが
9月の1日、今日が防災の日であるから、それに関して標語がのっていたりする

関連して、東京で今後発生すると想定されている大型地震について
簡単に紹介しながら、防災訓練の重要性を訴える文章がのっている

それによれば、マグニチュード7.3、冬の夕方18時、風速8m/秒の条件で
地震が発生すると、火災が811件、それによる死者が4081人であると想定されるという
ずいぶん具体的だが


どういう計算がされたのか非常に気になる
過去のデータ等から割合なんかを出して計算したのかもしれないが
ひと桁台まで厳密に算出して表記されているのはけっこう謎だ
約800件、約4000人ではなく、厳密な数値を出しているところに意図を感じる

たとえば天気予報でも、降水確率32パーセントなどとはいいませんから
計算上そういう数値が出てたとしても、そこは四捨五入してしまうのだろう
厳密な数値が出たところで、あまり価値がないところだ
本当の火災件数や死者数なんてわかりっこないし、実際にその数ぴったりに
なるわけではないのは明白だが、あえてひと桁台まできっちり出す


厳密にしようと思ったら、全ての建物の耐震機能のないガスコンロが
夕方18時に使用されている割合と、それが火事につながる割合
周囲の建物が木造であるかどうかなどを調べてシミュレーションすれば
いまの世の中、もしかして限りなく本当に近い件数が出るのかもわからない
そこまで調べあげているなら個別に注意喚起や対応が出来そうな気もするが


しかし、ひと桁台まで算出された件数死者数をだされると
どこが火事になって誰が火事で亡くなるのか、コンピューターで算出されているのですと
言われているようで、 約800件、約4000人という数字より妙な重みがあるようにも思う
そういう意図で算出したのだろうか。生々しい数値によって
「自分はその4081人に含まれたくないから防災気をつけよう」という気持ちをより強く喚起させる
そうかもしれない





日記に書こうかなと思う出来事が日にひとつはだいたいあるのだが
パソコンを前にしたとき、さっき日記に書こうと思っていたのはなんだったかなと
思い出せないことがとても多く、もったいないことをしたなという思いだけが
残るということが最近よくある

メモをとっておいたほうがいいんだろうが、とっさにメモをとれるときばかりではなく
またメモをとっても、メモの存在を忘れてしまったりして、あとでその簡単なメモをみて
なんのこっちゃ思い出せない、という悲しい事態もまれに起こる


昔撮ったデジタル写真のフォルダを閲覧してた
どこで撮ったんだか全くわからない写真もたまにある
そういうときに、日付のある日記はいいヒントになることもある